概要
台風が吹き荒れた翌日、僕が増水した川で見たものとは!?
台風一過の江戸川で、増水した濁流を見つめる僕の目の前に流れついたモノ…。
そこで起こったおかしくて哀しい小さなドラマを描いてみました。
そこで起こったおかしくて哀しい小さなドラマを描いてみました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!主人公の距離感が優れた作品
台風の日に河川敷で弱った子狸を見つけた人間達がどうにか保護しようとする話。
全く手をかさない主人公の立ち位置がこの話の良さを引き出している。都会の緑の中で暮らす野生の生き物は物理的な距離で言えばとても近いのだけど、子供が目を輝かせるくらいには遠い存在。
かたや次々人を呼んで道具を使って助けようとする親子とかたや何もせずにただ悲劇を目撃して腹が減ったからと帰る主人公の距離感がよい。どちらが正しいのか?という読みができておもしろい作品。
単純に「母子が助けようして助けられなかった」という筋の話だと少し説教臭くてかつ重たくなる。”自然や野生との共生”みたいなテーマの話って殆どがそうで、真剣に…続きを読む