友未 哲俊

  • 詩・童話・その他
  • SF
こ、これって、本当に本当の実話なのですか??
最後の「なーーい。」がリアルな分、逆に不可解で怖いです。

★ Good!

昔話のパロディーや二次創作なんてうんざりと言うのはこちらを読んでから。
山ほどツッコまずにはいられなくなる関西的なおバカSFです。

★★ Very Good!!

あんたら年いくつやねん？と突っ込まずにはいられなくなる可笑しさです！
無茶クチャいたずらで幼稚で人懐こいナンセンスおバカギャグコメディーです。

★★★ Excellent!!!

日常的な薄気味悪さが加速度的に悪夢的翳りへと落ちていく恐怖幻想譚です。
幽霊やゾンビーではなく、恐怖の生理そのものの描かれた真正ホラーです。

★★ Very Good!!

砂の嵐／
A子舐め舐め夢芝居

  • ★2
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 9,940文字
  • 更新
最後の一文に驚きました。前章は提示部、後章が展開部のような作りです。

★ Good!

中学校の国語教材に最適です。俳句も学べます。

★★★ Excellent!!!

ルビの迫力で内部が潰れており、最後の数連が完成度を壊す自己破壊文芸です
詩的な世界です。烈しい破壊衝動と救いのない煩悶に満ちた内容ですが、そうした攻撃性やシニカルさの矛先が読者や世の中ではなくことごとく自分に向けられて行くため、嫌味がありません。そもそ…続きを読む

★★ Very Good!!

鋭い切り口で物事の本質を直観させてくれる川柳集。比喩が出色です。

★★★ Excellent!!!

兵庫県民が折り紙つきで推薦する可笑しさです。
とんでもない発想に一発KOを喰らってしまいました。

★★★ Excellent!!!

一言で云えばチャーミング、ついでに云えばおバカです。
小さくホットな幽霊譚。ストーリーではなく文章を読ませてくれます。

★★★ Excellent!!!

希求だけがいつも最後に残る、孤独と痛みに満ちた青春歌風の切ない言葉たち
絶望し、悶え尽くしても、なお見えて来る理不尽な微笑みを追い続けるかのような詩編です。

★ Good!

人魚のお話は「ぽん」ってはじけます。
絶対、絵本にしなければ …！

★ Good!

論理的な不条理、変格な本格クライム・ミステリー！
かすかに、かすかにユーモアの痕跡も …
捜査側には勝ち目がありません。

★★★ Excellent!!!

端的な言葉に抱かれたピュアで爽やかで、ニュアンスに満ちた冬の俳句集。
簡素な言葉遣いと、直観力に惹かれました。

★★★ Excellent!!!

冬空まぼろ／
紅瑠璃～kururi

反骨と居直りの狂歌集。胸の透くまで本音です。
特に秀逸な「ハードル競技(二十首連作)」と「タンシル人生(二十首連作)」。
作品云々以上に、中身を議論したくなりました。

★★★ Excellent!!!

あまりにも高貴ではかないエロス文芸です。単なる百合とは呼べません。
詩的で慈しみに満ちた文章の向こうに、虚しくも懐かしい喪失感が覗きます。

★★★ Excellent!!!

天然モヨと紙一重マリカの壮絶なアホバカ対決！失禁注意。
パパ、ママ、みんな、最期までアホでごめんなさい！（原文より）

★★★ Excellent!!!

没になってもめげずにその句を公開して下さる心意気が愉しく、為になります
このシリーズでは、没作品の中にも面白かった句や大好きな句が幾つもありました！
また、たまにはその逆も。

★★★ Excellent!!!

底抜けおバカっ娘がお父さんを犠牲に「チン何とか」の縫いぐるみを作ります
何とクールで大胆で天然な！
すっとぼけるのもほどほどに!!

★★★ Excellent!!!

日南の山村地域と向日葵を背景に綴られた唯々ハートフルなジュヴナイル譚！
昭和レトロな懐かしさで一杯なのに、永遠に色あせることのない、熱く、切ない少年たちの輝きが進行形で胸に迫って来ます。映画にしたくなりました！

★★★ Excellent!!!

詩で書かれたフルコースのメニューです。高級アングラ料理を召し上がれ。
凝りに凝ったおしながきです。
高そう！

★★★ Excellent!!!

どじょうからおでん味を引き出すためのレシピ小説です。
成功まちがいなし！

★ Good!

手間暇かけて、わざわざまずいパンを焼いてみせる不条理なレシピです。
文章には小粋で愉快な酵母が仕込まれているようです！

★ Good!

うどんへの誠実すぎる対応がしょうげき（笑劇）の不条理ショートショート！
お話の短さが生きています！

★★ Very Good!!

現実が酷ければ酷いほど、願いの切なさが鋭い痛みで刺さってくるSFです。
「カルネアデスの板」に象徴される人と世界のどうしようもない不条理さが真正面から描き出されます。ペシミズムと諦観の果ての祈るような思いが胸を締め付けます。

★★★ Excellent!!!

カルネアデス／
七里田発泡

  • ★21
  • SF
  • 完結済 1話
  • 9,130文字
  • 更新
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
結婚披露宴のジャズの音にのって描かれる、苦くも小粋な心の機微の物語。
クールです。

★★ Very Good!!

主婦の春子さんの平凡な日常が描かれています　←　どこが！
ナンセンス極まりないショートショート大作です。

★★ Very Good!!

現実の醜さに遭遇した瞬間、理想の美が完結してしまう不条理さ。
ひとつの微笑への、最もふさわしい描き方にたどりついた男の物語。美の追求は常に倫理との葛藤をはらむのか。

★★ Very Good!!

爽やかな不条理小説⁉思わず笑ったら日頃の疲れも優しく解けてしまいそう…
深刻でも悲劇でもない（悲劇なのに）ユニークな不条理小説。
さりげない可笑しみがキュートです。ちょっぴりお気の毒なラストがたまりません！

★★★ Excellent!!!

バディーっぽい可笑しさ一杯の、臨場感あふれるドタバタおバカ冒険SF！
隕石の影響で地球に発生した「クリーチャー」と呼ばれる新種の生き物たち用の研究所でアルバイトとして働く「動物まっぴら」な高校生ユウと動物大好きな相棒マコの繰り広げる波乱万丈にしておバ…続きを読む

★★ Very Good!!

児童小説だと油断していると、ヒエッと肝を冷やされます。
ほのめかしに気を付けて！

★★ Very Good!!

赤ちゃんを科学するヒューマン連歌です　❤

★★★ Excellent!!!

不条理テイストが鋭いです。「出られない」
同様のエピソードを集めてオムニバスに編んで頂きたくなりました。

★★ Very Good!!

光／
A子舐め舐め夢芝居

  • ★5
  • ホラー
  • 完結済 1話
  • 1,723文字
  • 更新
シュールな耽美世界が最後には神話世界へと昇華されて行く見事な幻想譚です
文章自体に幻想力があって、最初の数行だけで引き込まれてしまいます。ファンタジーと神話の幸せな融合の見本です。

★★★ Excellent!!!

二転三転、ジェットコースターに乗っているような怖さです。
作者のおっしゃる通り、少し江戸川乱歩テイストもあるホラーです。かなりどぎつい部分もあるのでご注意を。

★★ Very Good!!

抱腹絶倒でした！

★★★ Excellent!!!

加速度的にシニカル味を増してゆくホラーミステリー。筆の冴えが抜群です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（118文字）

★★ Very Good!!

最初の二句が衝撃でした。負けた！
二句目には、最大限の美学的シンパシーを覚えます。

★★★ Excellent!!!

エロスが必然的に生死や他我問題を孕むことを直観できる表現力に拍手です。
必ず終章までお読み下さい。

★★★ Excellent!!!

何と性悪な！屈折したサディズムに仰天です。
男も男なら、女も女、呆れ果てた痛快さ⁉です。

★ Good!

風俗小説？否。端倪すべからざる、とはまさにこのことです。
電車プレイのどぎつい描写だらけなのに、どちらかというと純文学派の読者にお勧めです。前編からは絶対に後篇を予測できないドラマです。

★★ Very Good!!

背中の恋／
朝吹

  • 残酷描写有り
  • 性描写有り
身勝手なダメ男の不倫と、さらなる浮気の描かれた文芸譚。
文章的な妙味に満ちた第5話と、第6話、第8話の衝撃の展開に目を奪われます。

★ Good!

自由を求めて自ら手足を捨てた人形と共に海へ向かう一幕のシュール譚です。
詩的でクールな文体が奇妙な味を醸します。

★★★ Excellent!!!

マリオネットと海／
守宮 靄

幽体離脱して景色を眺めているような半現実感に足場を失う世界です。
猫と、おもちゃ付きのお菓子が効いています。

★★★ Excellent!!!

一語一語が血となり肉となって妖しさを醸し出して行く幻想ホラーです。
居酒屋の様子をまざまざと綴り描いて行く文章の緻密さに息を呑みました。

★★★ Excellent!!!

京都という背景に溶け込む様に綴られて行く恐ろしい真相に目眩を覚えます。
幻想的で怖いです。
怖いのに懐かしい。

★★ Very Good!!

焼けた空から降り来たる／
朝吹

  • 残酷描写有り
人や世界や物事を科学し、数学するスケッチのような詩篇です。
徹底的な科学目線が意外にも詩的です。

★★ Very Good!!

東横線の疲れた最終電車の停った奇妙な駅で男がウサギを追いかけ損ねます。
あのまま追いかけて行っていたら、きっとアリスに会えたのに …

★ Good!

命の孤独とつながりを手探りで模索して行く『よだかの星』へのオマージュ。
「寄り添い」の姿に手を合せたくなります。

★★ Very Good!!

水彩画のような美しさの透き通って行く素朴で落ち着いた幻想譚です。
今時の極彩色のファンタジーとはひと味違う、控えめで余白を残したデリカシーに惹かれます。喫茶店の隅に置かれた一台のグランドピアノを巡るお話です。

★ Good!

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