主人公である僕が旅の中で様々な人々と出会うお話です。ほのぼのとした感じのお話なので、読んでいると心が安らぐ感じがします。
それでも、主人公の心の中に見え隠れする、幼子のように繊細で、危うげで、それでいて確かな善性が心地よい。決して優しい世界というわけでもないのに、優しい気持ちになってしまう、そんな少し不思議な短編集です。百聞は一見に如かず。是非ご覧あれ!
大人の絵本ですきっと、現代に生きる人には……そして、なにかに迷ったり立ち止まっている人にはきっと心に染み込みます私は、まだ素直には受け取れなかったけれどいつかはきっと、幸せな想い出になるといいな