概要
缶の中のクッキーと、人生の時間
以前、「十年後の自分小説」を書いたときに、「後悔」をテーマに書いた記憶があります。
今回、「どんな◯年後を歩んだとしても、後悔していない自分」を想像してひとときを切り取った小説を書いてみました。
願わくば、こんな時間を過ごす自分が◯年後に居てほしい。そんなイメージです。
杜松の実さん主催「第五回ジュニパーベリー文学祭 未来のわたしが読む作品」書き下ろしです。
企画URL
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093086910331501
今回、「どんな◯年後を歩んだとしても、後悔していない自分」を想像してひとときを切り取った小説を書いてみました。
願わくば、こんな時間を過ごす自分が◯年後に居てほしい。そんなイメージです。
杜松の実さん主催「第五回ジュニパーベリー文学祭 未来のわたしが読む作品」書き下ろしです。
企画URL
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093086910331501
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ホワイトチョコを片手に過ごす、静かで充足した時間
ビスケットホール。本作を読んで初めて知った単語でした。
大人たちが集まって、「ビスケットの缶」をキープし、それらをカクテルやコーヒーと共に味わうための場所。
お酒がメインのバーはたくさんあるけれど、あえて「甘い物」を楽しむための「大人の社交場」というもの。
イメージを見て、なんだか素敵だなあ、と思いました。
本作はそんな「背伸びせず、静かに人生を楽しもうとする大人の姿」が描かれていました。
作中の主人公も、私生活を紐解けば「幸せいっぱい」とは言えない状態を生きている。
でも、そんな彼女でもこのビスケットホールでのひと時を静かに楽しむ。
出てくるお菓子がホワイトチョコの…続きを読む