富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる。
才能や経済力などの生まれながらの運を持つものだけが楽しく生きていける未来を想像させる世界。
ジョブという才能がなければ生きていくための選択が減り、ジョブがないものが不安から不満を書き出せば金という力により黙らせられる。
才能主義の意義を感じさせる小説。
個人的には商人や農家なんかのスキルが存在し、仕事すらもジョブがなければ上手くいかず、ジョブがない大多数の無能がベーシックインカムによって生きていくというダークサイド側(無能側)の話もみたい。