夏休みと幸せの黄色いハンカチ

作者 あいる

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★★★ Excellent!!!

古い映画館。
お母さんがいなくなってしまった主人公の
男の子。

ある映画を見てお母さんが帰ってきますように
と願いを込めて、黄色いハンカチを用意しようとする。

そして、大人になって…。


こちらの作者さんの温かい人柄が文章に溢れています。


お日様の様な優しい作品で、
温かな涙を思い出しませんか?





★★★ Excellent!!!

父さんと僕は、夏休みに入ってからこの映画館で毎日過ごす。

父さんはこの町唯一の映画館で古い映画を上映するのが仕事だ。

昨日から始まったばかりの映画に僕は釘付けになった。


映画に出てくる黄色いハンカチ。思い出される思い出。


心温まるストーリーでした。
文章のタッチも軽快で、この話にあってました。

★★★ Excellent!!!

少年から大人に。一人の人生を、その成長を、二千字に満たない文字数で表現されています。
ハンカチさえあれば……
信じて、裏切らて、怒りも覚えて、許して、
それからの後編だと思います。
短い文章でそこまで匂わせるのは凄いと思います。
皆さんもぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

純粋な気持ちで黄色ハンカチを買おうと頑張る少年が、それはそもそも売っていないものなのだと気づいて成長した様子が短い文章の中でよくわかります。
様々な人生経験を重ねたことで母親へ対する気持ちも純粋なだけでなく年相応の変化があったのだろうなと推察します。
映画を知らなくても十分に理解することができると思いますので、読んでみてはいかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

 母親が帰ってきて欲しいと願った少年の物語。
 そして、母親が帰ってこないと悟った青年の物語。

 この作品は一人の人間の成長を見事に描いている。

 短編という短い文字数の中で前編と後編に分けた意味があるのか。否、分けなければこの作品は完成しない。

 前編では少年のあどけない口調で物語が進んでいく。自身の境遇や人物像などを織り交ぜながら、誰もが体験した夏休みの一幕を綺麗に描いている。
 そして、後編。少年は歳を重ねる。
 語り口は酸いも甘いも噛み分けた大人なものへと変わり、細かい説明なしで、少年が成長したことを表現した。その発想には感服させられる。

 ストーリーは優しさと暖かさに溢れ、少しの寂しさと懐かしさがとてもいいスパイスになっていた。

 このノスタルジックな作品を、ぜひ一度読んでいただきたい。そうすればあなたの心でも、黄色いハンカチがひらひらと踊りながら、優しく唄ってくれるはず。

★★ Very Good!!

あぁ、懐かしいなぁ。
父に初めて連れて行ってもらった、映画館を思い出しました。
この物語のような、ノスタルジックな映画館とは違いましたけど、不思議と自分の幼少期を思い出させてくれる、これはそんなお話です。
幼い頃の思い出に浸ってみたいあなた。この映画館で、少し休んでいくことをお勧めしますよ──。