他とは少し違う警察系小説

略すと『こち瓶』。どこかで見た気がしますが、それはさておき──

キャッチコピーの『自称、カクヨムで最もリアルな警察小説』。
それに嘘偽りはありません。
作者さまの近況ノートに『取材だけはめちゃくちゃしましたので」という一文がありました。
リアルさはそういうところからきているのだと思われます。
取材して執筆? 警察に取材できるコネがあるの?! 
作者さまは何者なんでしょうか。

主人公たちは世のため人のために頑張っています。
ときには自分自身と葛藤しながら。
起きる事件にはさまざまな事情がありますが、最後は見事に解決されて、ふう……と一安心できます。
小さな事も地味な事も、ぜんぶ大切な事なんです。
警察系小説は少し難しい内容があったりもしますが、この作品は丁寧に書かれていますので、スラスラと読めてストレスフリーです。
作者さまの技量ですね。

他とは少し違う警察系小説を、みなさんもぜひ読んでください。

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