あやかしさんも、さあどうぞ。うちは『おにぎり定食屋甚五郎』です。

作者 桃もちみいか

98

34人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

 おじいちゃんが営業している『おにぎり定食屋』には、いろんなお客さんがやってくる。困っている人、悩んでいる人、それから、見える人にしか見えないあやかしさんたちも。

 主人公と二人の妹をはじめ、それぞれに抱えている事情は重めですが、物語はふんわりやさしく、あたたかく進んでいきます。

 家族と友だちと、愛らしく頼もしいあやかしたち。真心のこもった、おじいちゃんのおにぎり定食がみんなの笑顔と心をむすびます。どうぞ、お店の暖簾をくぐってみてください。ほっこりやさしい世界が待っています。

★★★ Excellent!!!

おにぎり定食を売るお店で、お爺ちゃんと暮らす雪春とその妹達。
その家には、妖怪達がぶらりと寄ってくる。お爺ちゃんは心の広い人で、妖怪達にもお客さんにも優しく接するのを信条としている。
そんな一家にも悩みの種はあってー。
まるで常連客のような妖怪達と雪春達とのやりとりが読んでいて楽しいと思います。

★★★ Excellent!!!

物語は主人公雪春が幼い妹2人とともに故郷を離れ、祖父の元へやってきたところから始まります。
着いてびっくり、祖父の営業する『おにぎり定食屋甚五郎』は妖怪たちが出入りする不思議な店なのでした。
とても優しい感触の物語で読み進めながら小春日和のような暖かさを感じていました。心がふわりと包まれるような感覚、暖かな雰囲気は作者様の持ち味なのかもしれません。
助け合い生きる中で生まれた兄妹の絆、愛らしい妖怪たち、心と腹を満たすお爺ちゃんのおにぎり定食。
部活動での悩みなども、読みながらうん、そうだよ、そうだよ〜(。-_-。)
なんて、思いながら拝読しました。
親がいない子供の苦労、でも沢山大切な友人たちが出来ました。
兄妹は手を取り合って仲良く進んでいくことでしょう。
ーー美味しいご飯食べて行きませんか?

★★★ Excellent!!!

あやかしものはたくさんありますが、こちらの作品を読むと、おにぎりを食べたくなります🍙。かわいいもふもふもたくさん出てきて、とても癒されつつ、ストーリーの起伏に感心してしまいました。

かわいくて、おいしい『おにぎり定食屋甚五郎』、ぜひ食べて……、読んでみませんか?

★★★ Excellent!!!

幼い頃に母を亡くしていた雪春、美空、彩花の三兄妹は、父親が失踪したのを機に、食堂を経営しているおじいちゃんに引き取られる。
その食堂は猫又や狸など、たくさんの妖怪たちが通う、少し変わった食堂でした。

妖怪たちと過ごす、ほのぼのした日々。だけどいいことばかりが起きるわけではなく、子供の面倒をみない母親がいたり、悪い妖怪に狙われるなど、悩みの種がつきません。
それでも、何かあったらその度に、皆で力をあわせて解決していけばいいのです。

前向きで優しい雪春や猫又の虎吉が可愛くて、温かくほのぼのとした素敵なお話です。

★★★ Excellent!!!

ずっと前にお母さんを亡くし、さらにある時お父さんまで失踪してしまった、雪春、美空、彩花の兄妹たち。
三人はおにぎり定食屋を営むおじいちゃんに引き取られますが、そこにくるお客さんは人間だけではありませんでした。

本作を簡単に説明するなら、少年と、おにぎり定食屋にやってくる妖怪達の交流を描いた話になります。
妖怪と言うと恐ろしいものを連想するかもしれませんが、本作に登場する妖怪達は、そのほとんどが可愛くユーモラス。
始まりこそ、お父さんの失踪という重く苦しい事態から始まりますが、作品全体がとても優しい雰囲気で、見ていて思わず笑顔がこぼれます。
まさにおにぎりのように、温かくて幸せの味が広がっていくようなお話。あなたも読んでみて、その優しい世界に触れてみてはどうですか?

★★★ Excellent!!!

名作だと思います。
作品世界がとても優しく、心が温かくなります。
読ませていただいて、きっと作者様も心が優しい方なのだろうと思いました。

また、個人的には、ノスタルジックな日本の家族の姿を見ているような気持ちにもなりました。
人と人とが心を通わせ合い、家族を思い合う。そんな現代の家族が失いかけている尊い愛情を感じます。

こちらの作品には人だけでなく、かわいらしい妖怪たちも多数登場します。
妖怪と言っても怖くはなく、むしろ愛らしいキャラクターたちです。

食事の場面が多く登場するのも特徴で、とてもお腹が空きます。
心温まる不思議な定食屋、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。