きっともう書く機会はこれきりでしょうから、最後にこの万年筆を執ります。
とある魔法大国の暗部に身を置く少女〈梟(オウル)〉。
死体から生前の記憶を読み取る魔法“ネクロ・メモリア”を用い、彼女は諜報員として暗躍していた。
手紙の送り主イザク、彼にまつわる淡い思い出、少女の持つ“おまじない”、同僚の〈鴉(クロウ)〉──次第に動乱へと向かう国の影で、諜報員たちはある企てを目論む。
一見無関係な要素が寄り集まり、そしてフクロウ少女の手によって導かれる結末とは。
全20話の仄暗い魔法ダークファンタジー。
※小説家になろうでも投稿しています。
※第9回ネット小説大賞(小説家になろう)に応募中の作品です。
※こちらは「#リプで来た要素を全部詰め込んだ小説を書く」企画のために書いた作品です。企画を抜きにしてもお楽しみいただける内容となっております。
8つの要素→蟹味噌・卒業・ファンタジー・万年筆・光・梟・マグロ漁船・手紙
©︎2020 奥山柚惟