概要
海底ケーブル切断! 鮫!! 富士山爆発!!!
定食屋の息子である水木颯也は、オーシャン・コネクト社の海底ケーブル敷設船・クレイトン号に乗り込み、司厨員として働くことになった。
八丈島沖で海底ケーブルが切断されており、クレイトン号は修復に向かう。
航海三日目の朝、司厨長の角南循三が甲板で首を吊って死亡しているのが発見される。
自殺めいた死であったが、遺体の両目が抉られており、他殺の可能性が浮上する。
海洋土木技術者の根本陽が警察と海上保安庁に救助を要請するが、本土から離れた離島沖合という遠隔地ゆえに、救援はすぐには到着しない……。
八丈島沖で海底ケーブルが切断されており、クレイトン号は修復に向かう。
航海三日目の朝、司厨長の角南循三が甲板で首を吊って死亡しているのが発見される。
自殺めいた死であったが、遺体の両目が抉られており、他殺の可能性が浮上する。
海洋土木技術者の根本陽が警察と海上保安庁に救助を要請するが、本土から離れた離島沖合という遠隔地ゆえに、救援はすぐには到着しない……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!船上を舞台にした本格的ミステリー小説
ややダークな色合いを持った本格的ミステリーです。
舞台は八丈島沖の船上。
海底ケーブルの敷設船クレイトン号で巻き起こる、いわゆるクローズドサークルミステリー。
海底に設置されている通信用海底ケーブルの保守会社をめぐる、様々な謎が複雑に絡み合っていきます。
主人公となる二人の女性、陽とミクリオコンビのコントラスト強めの掛け合いが、本格的なミステリーに華やかさを与えてくれていて、読んでいても重っ苦しい雰囲気にならないのも良いです。
水中探査カメラのケーブルの切断事故、船上での猟奇殺人、富士山噴火の予言。
これらの謎が一つに繋がった時、迎える結末。
まるで一本の映画を見終えたような、読後…続きを読む