感想有難うございました。お返しにやって参りました。来てしまいました。
短くシンプルにまとめるのが大の苦手なので、こんなにサラサラと、かつしっかり読み応えのある作品を大量に書き上げる力が羨ましいです。
そのまま直球なタイトルから、ひねったタイトルまで。するっと読めて真っ直ぐな展開で終わるもの、予想を覆すもの。
多種多様なテクニックやアプローチが成されており、またどれも不自然さを感じさせない。
噂話、都市伝説の類を教えてもらった時のような、不思議な読後感。
くすっと笑えて、うおっと驚いて、うわーと怯える。ページを捲るたび、違った感情が渦巻きます。
うわーマジか。こりゃ死ぬまで勝てっこ無いや。悔しい。溢れんばかりのアイディアのほんの一欠片でも欲しい。
あとお寿司食べたい。中トロ2貫。
188話の馬鹿に付ける薬まで読みました。
短編には星MAX2つが信条なのですが、のべ10万字を超えているので、文句無しの星3つです。
さて、短編を書く際に、私が最も悩む点は、限られた文字数の中で捻った結論に持ち込むところなのですが、作者はいとも簡単に肩肘張らずに捻っているところが凄いと思います。本当は七転八倒しているのでしょうが、それを感じさせないのが立派です。
私自身の場合、会心の結論に辿り着いた短編は、半分にも満ちません。3割程度は満足するんですが…。
また、5人6作品だったか、6人7作品(数えていて分からなくなりました)は、第三者による御題設定ですが、アイデア出しは楽ができても、それを捻って着地させるのは、自分で思い付いた時以上にハードルが高いと思います。
作者の発想の豊かさを感じます。