概要
世界から人が消える。そしてついには最愛の人も失って――
また、会いたい。少年はそう願った。
世界中の人が徐々に異世界に転移させられていくという現象が起きている現代。
高山弘明は残された妹と日々を生きていた。
そんな中、一人の友達から連絡が届く。
『幻覚が見えるようになってきたよ。そろそろやばいかもな。今日会えないか?』
これは世界から弘明が消えるまでの物語。
彼の周囲は彼をおいて次々と転移していく中、彼はたった一つの願いを呟く。
追記
2/23 カテゴリーランキング週間&月間一位達成。好評のため、あとがきをつけます。興味がある方は作品フォローをお願い致します。各回のサブタイトルなどを公開する予定です。
2/26
あとがきつけました。
世界中の人が徐々に異世界に転移させられていくという現象が起きている現代。
高山弘明は残された妹と日々を生きていた。
そんな中、一人の友達から連絡が届く。
『幻覚が見えるようになってきたよ。そろそろやばいかもな。今日会えないか?』
これは世界から弘明が消えるまでの物語。
彼の周囲は彼をおいて次々と転移していく中、彼はたった一つの願いを呟く。
追記
2/23 カテゴリーランキング週間&月間一位達成。好評のため、あとがきをつけます。興味がある方は作品フォローをお願い致します。各回のサブタイトルなどを公開する予定です。
2/26
あとがきつけました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異世界転生……それは本当に心沸き踊るような体験なのだろうか
異世界転生。
テンプレとも呼ばれる、昨今ローファンタジー小説でよく見られる設定。
しかし、いざ自分が転生する立場になったら、果たしてそれはどんな感情を自分の中に呼び起こすんだろうか。
自分の親しい人が、家族が、いきなり見知らぬ異世界に行ってしまってもう二度と会えなくなったら。
考えてみれば当然な感情だけれど、この作品を読むまで気づかなかった……そういう感情に気づかせてくれる作品です。
そして。自分が異世界に行くとしたら、誰と同じ世界に行きたいか。自分だったらどんな世界、誰のいる世界に行きたいだろう。そんなことも考えさせられました。
あとがきに書かれていることは、本編を読んだ段階で…続きを読む - ★ Good!物語の暴力へのアンチテーゼ
これは「誰かに校閲・しっかりとした(略」用の辛口レビュとなります。
この物語は有川浩の「塩の街」の現代版といったお話。
悲しみとアンチテーゼが、非常にわかりやすく表現されている作品でした。
大衆小説にもっとも必要なのが、どれだけ多くの人に伝えられるか? です。その伝えるキャッチーさがこの小説にはある。まっすぐな物語をまっすぐ描ききっているので好感が持てます。
さてここからが辛口。
まず、伝わりやすい物語をチョイスしたのは良いですが、伝え方がかなり大味です。
この小説には妹のバックボーンがない。なので妹が消えたことでの主人公の精神的なやばさが判らない。「妹は大切だろう」と…続きを読む