興味のある方だけお読みください。
あとがき
※本編のネタバレを大いに含むため本編読了後に来ることを強くお勧めします。
初めまして、壱足壱葉弐と申します。
この度は拙作『私の大切な人』を読了していただきありがとうございます。
これからあとがきという名の設定公開みたいなことをしますので、本編未読の方はブラウザバックをしてください。あ、本編を見る予定がない方は見てもらっても構いません。けれど、面白くないと思いますよ。
では、始めていきましょうか。
この作品はレビューにもある通り、終末世界という終わりゆく世界を題材にしています。それに異世界転移という設定を乗せた感じです。
まあ、終末世界というのは大規模な戦争や災害によって終わることを指すみたいなので、異世界転移が大規模な災害かどうかは意見が分かれるところでしょうか。
まあ、そんなことはどうでもいいんです。世界が壊れていくという点では明らかに終末世界ですから。
この作品を書こうと思ったきっかけはとあるカクヨム作品にあります。
許可は取っていませんので一応伏せて出しておきますが、カタカナ八文字の書き手さんで、よくツイッターで「ぱおーんぱおーん」って呟いてる人の作品です。
すごく有名なエッセイみたいなものを投稿してますね。星が800ぐらいついていたはずです。気になった人は『カタカナ四文字☆カタカナ四文字』の作家さんを探してみてください。終末世界の作品で★100程度をゲットしていらっしゃるので分かりやすいかと思われます。その終末世界を題材にした作品を参考にさせていただきました。(許可をいただけました、星までいただきました。ボンゴレ☆ビガンゴ様です)
では、一話から解説みたいなものを。
第一話『私の大切な人 前編』
サブタイトルは、『転移、そこから始まる絶望の物語』です。
一応、全話サブタイトルは考えてあります。ただ、見栄えとか色々なものを考慮して、前編、中編、後編、という表記にしました。というかかなりの人がこういう短編にサブタイトルをつけていないので、私もそれをリスペクトして真似した感じですね。
一話は凄く簡単に説明しますと、導入部分です。
主人公が世界から人が消えているという事について説明し、親友である涼真が消える。というのが大筋です。
本編では説明にテレビのニュースが利用されています。
さらに、前半部分に二つほど伏線がはってあります。
一つは『美弥が踊るようにして料理を作っていた』ということ。
これは後半に地の文にて回収されています。ですので、改めて開設する必要はないかと思われますが、一応。
中編のほとんど中間。美弥が消えたことを地の文にて説明する部分で主人公が回想に入るシーンで、同じ文章が書かれています。
もう一つは直接回収はしていません。
『学校に登校義務が存在しない』という点ですね。本文では『一か月前から学校の登校義務もなくなり家で暇をつぶすことしかすることがなくなっている』と説明されています。これの回収は後編にて行われますのであとに回すことにしましょう。
他はもう読んだ通りです。前編から暗いムードで始まっていきます。
それでは二話に移りましょう。
第二話『私の大切な人 中編』
サブタイトルは『喪失、すべてを失った男の物語』
タイトルが似ているのはわざとです。そう言うの好きなんです。許してヒヤシンス。すみません。ふざけました。
中編は前半部分が涼真との最期の別れ。
後半部分が美玖との別れとなっています。
今、偶然書いたので、説明しますが、この作品の前半には『最期』という言葉が多用されています。『最後』も数回使われていますが、ほとんど『最期』ですね。
最期は本当に生命の最後の時に使われています。ですので、弘明は最後に『聞かせてくれ、最期の言葉を』と思っているわけですね。しかし、涼真の方はまだ死んでいないので『最後』という言葉を使っています。
この前半部分で解説が必要なのはあと一つぐらいですね。
『今まで楽しかったよ、弘明。すまない、先に逝かせてもらう』
スマホの液晶の解像度がだんだんと悪くなっていく。
使えないスマホだ。割ってやろうかと思った。
液晶はゆがんでほとんど見えなかったけれど、俺は何度もその文章を読みなおした。
という文章が前半最後についているわけですが、知人にこの文章を見せたところ、意味が分からないと言われてしまいました。直そうかと思ったのですが、一応そのままで公開しました。後悔はしていません。
まあ、かなりの人は分かってくださったと思うのですが、弘明が涙を流していることを描写しています。
解像度が悪くなる=涙が目にたまっている。
使えないスマホだ。割ってやろうかと思った=涙を流していることを認めたくないという意地。
みたいな感じですね。まあ、少し前に泣いている描写があったのでおそらく分かってもらえたと思います。
後半部分は美玖との別れの場面です。特に言及することはないのですが一点。
私が完全に忘れていたことがあります。
涼真の伝言です。弘明は美玖に伝えていません。
伝えていないのはわざとではなくうっかりです。直そうかと思ったのですが公開した後、かなりの人に閲覧されたので、ここにそのことを記しておくことにします。修正は気が向いたらします。
では、第三話に。
第三話『私の大切な人 後編』
サブタイトルは『幻覚 希望と転移と女神の物語』です。
この第三話の登場人物は弘明、老婆、女神、幻影の男。そして最後の少女です。
しかし、この中の老婆と幻影の男は弘明の幻覚です。
第三話では弘明は最初から幻覚を見ています。
これが前編で張った伏線の回収です。登校義務のなくなった学校に滞在している学生。午後十時にさんさんと輝く太陽。そして、物分かりが非常にいい老婆(これは諸説あります)。この三つは現実ではありえません。
いや、最後は偏見ですね。すみません。
まあ、あと一応、弘明の良い方向に全員が動いてくれている、というのも幻覚であるという証明です。
そして、最後。
女神からの問いに答えるシーンですね。
実はあれ最初はちゃんと埋まってたんですよ。ちゃんとセリフが入ってました。ただ、なんとなく。ぼかした方が格好いいのでは、と思ってですね。ぼかしました。
というわけで一応、答えはあるんですよ。ただ、今更公開するほど、もったいぶるセリフでもありませんので、もうこのまま非公開とさせていただきます。
知りたい人は、一応あらすじにほとんど一緒の言葉があります。もうちょっと長いんですけどね。
あと、少女に会うシーンですね。
あれは隠すことでもないので書きますが、美玖と会ってます。まあ、少女の描写が完全に美玖ですので、ちゃんと読んでくださった方には分かると思われます。
あ、異世界の描写は適当です。なんとなく西洋風な感じがしたので西洋風にしときました。
うむ、この程度ですかね。感想などがあればこのあとがきの応援コメントにつけてくだされば幸いです。一つ一つ返信させてもらいます。
じゃあ、最後に謝辞で終わろうと思います。
この作品を読んでくださった皆様。ひいては星、レビューをつけてくださった皆様。
どうもありがとうございました。
それでは。
また別の作品で会えることを楽しみにしています。
私の大切な人 壱足壱 葉弐 @Sasakiki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます