生と死、その表裏の間にある人の生き様

人が生きること、そして人が死ぬこと。
当たり前のこの二つの間にある様々な人々の生き様を、一人の世界的アーティスト「M」の死をめぐって描く、傑作ヒューマンドラマ。
「M」の死は人々に深い悲しみを残す。しかし、その悲しみの矛先がむけられる先はまったく異なっていた。
それぞれの国でいきる人々の思惑がすれ違いながら、やがてひとつの結論は下される。
世界中の人々が平和であってほしい、そう願い歌ってきた「M」の想いは届くのか。そして、彼の死が残したものとは。

血塗られた国境、ブラッドラインをめぐる物語、是非、最後の結末まで読んでもらいたい作品です。

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