概要
(あらすじ)
猫を助けようとして車に轢かれた社会人4年目、桐坂蓮真(きりさか れんま)。
実は猫は女神の使いであり、助けたお礼にチートの魔法能力をつけて「レンマ=トーハン」としてセノレーゼ王国に転生させてもらえる。
……が、自己肯定感が元のままだった。
魔法でモンスターを倒して賞賛されても、彼に憧れるパーティー仲間が出てきても、一向に喜べない。
「『すごいのはお前がもらった能力であって、お前個人は別に』ってもう1人の俺が言ってくるんだよな。じゃあ俺個人の存在価値ってどうなんだろうな。素直に胸張って自慢できればいいのに、そうなれないんだよな。お前はいつもそうだな」
一方、元からセノレーゼ王国にい
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- ★★★ Excellent!!!センパイがいる……
高位レベルのセンパイがふたりもいる
親近感が沸かない、イライラする、何を言っているかわからない
このように思われた方には終始しんどいでしょう
あなたは、社会の勝ち組です
誇りましょう
あなたは何があっても生きていけます
親近感を覚え、あまつさえ、「これが言いたかった! 代弁してくれてありがとう! 」と考えた方
おめでとう(*´ω`*ノノ☆パチパチ
一緒にエンドレスでニヤニヤしましょう
……ボクも合わせがちなんスよ
んで後で_(›´ω`‹ 」∠)_ってなるんスよ
明るいんじゃないんです、沈黙になったらおしゃべりな自分が盛り上げなきゃ行けないって思っちゃうんです
でも10分も語ると…続きを読む - ★★★ Excellent!!!遊園地を楽しめない人は必見
ステータスのすべてを「くよくよ」に極振りしたらこんな冒険譚ができました、ていう感じの異世界転生モノっていうのかな。
しかも、ヒロインと揃って二人して!
それ、「誰の為の物語なんだよ!」って、ツッコミたくなるでしょ?
それ、あなたの心が健全な証だから。
異世界転生モノのラノベって、いってみたら遊園地なのよ。
日常をはなれた非日常に興奮や悦楽があるの。チートもハーレムも、ご都合主義もヤレヤレも全部そう。
ジェットコースターみたいなスリルを楽しんだり、賑やかなパレードに胸をときめかしたり、マスコットキャラクターと遭遇して大はしゃぎみたいな、そういう「楽しんじまえよ! ここはあんたの住んでる世…続きを読む - ★★★ Excellent!!!陰キャが読むと地の文とシンクロ率が100%突破するクヨクヨファンタジー
どうしてだろう……!!
この主人公のこと他人とは思えない……!!
思考が……!! 完全に……!! 一致……!!
今や大流行のマイフレンドことFG○のマンドリカル○くんですが、それより先に陰キャウジウジ系ネガティブマインド全開自己肯定間ナシ男の時代がくると見抜いていた、六畳のえるさんの慧眼には敬服するばかりである。
というか、よくこんな面倒くさい主人公書けたな。たいがい面倒くさいこと常日頃から考えていないと書けぬキャラクターぞ。さてはお主も相当の陰キャの者ぞ。
とか思わずいいたくなっちゃうくらいに、自己肯定感のない人間の思考をごく自然に地の文に溶かし込んでいるのがたまらなく巧い…続きを読む - ★★★ Excellent!!!レンマのくよくよネガティブ冒険、とくとご覧あれ!
異世界に転生したレンマは自己肯定感がとても低い。女神から授けられた能力もあって、自己肯定感は少しも上がらないまま。能力を発揮する時も「すごいのはお前がもらった能力であって、お前個人は別に」みたいなことを考えてしまう。
貰った力を自分の力かのように発揮することに落ち込む。ついつい周りの反応を気にしてしまい、異世界最強生活どころか「楽してるとか思われないかな」みたいに警戒しながら生きてしまう。
ヒロインとなるシュティーナもレンマと同じく自己肯定感の低い、ネガティブ属性。こちらは次期女王候補なんて言われてるけれどその背景がちょっと複雑。同じくネガティブ属性のレンマとはさぞかしいい雰囲気かと思いき…続きを読む