読者の心を掴む、得体の知れない恐怖感

とにかく、作品全体に漂う、得体の知れないものに対する恐怖感が、赤黒いイメージをともなって襲い掛かります。
蝶にまつわる伝奇、そして少女たちが次々と死んでいく謎の奇病。
非常に緻密に作られた世界観の中で、読み手もその恐怖に引きずり込まれていきます。
ホラーファンならずとも、ぜひ読んでもらいたい作品です。

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