狂犬の苦悩にキツネは笑いけり

作者 夏炉冬扇

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★★★ Excellent!!!

狂犬少女ミコトに尻尾が生えた!? から始まる不思議な奇々怪界。楽しませていただきました。

さらりと読めるストーリーと、取り憑いた狐のクズとのテンポの良さからサクサクと読み進められるのはライトノベルらしい作り。頭を空っぽにして楽しめる良いものでした。

個人的に気になるのはキャラの紹介が多すぎること。それにより、本筋に乗るまでに時間がかかりすぎている事でしょうか。これを雰囲気作りと取るか、記号付けと取るかで評価がガラリと変わるはずです。

また高校生にしてはキャラが幼い、つまり設定と年齢がアンマッチしている事も気にかかります。

高校生らしい描写もありませんので、いっそのこと舞台を中学生にした方がすんなり頭に入ると思います。

文法や表記には問題がありませんが、長文を読みやすくするためにやや強引に句読点で区切っているのが見受けられます。すんなりは読めますが、じっくりとすると目が戻る場所がありました。

と、いろいろと申しはしたものの、キャラのセリフの掛け合いや風景描写はそれらを補ってしっかりと地に足が立っています。

エンタメとして楽しめる作品でした。ご馳走様でした。

★★★ Excellent!!!

本作の魅力は何より主人公だ。狂犬呼ばれる童顔少女がよりによって狐に憑かれてしまうのは、狛犬と妖狐を掛け合わせてのことだろう。

文章も読みやすいのでサクサク読める。学園、ギャグ、恋愛、妖怪とエンタメ小説の美味しいところをぎゅっとまとめられているので、読んでいて飽きない。

個人的に妖狐は大好物なんで、★3出しちゃいます。

行間にスペースがあれば、もっと見やすかったかも?

★★★ Excellent!!!

学校中、いや学校の外にも轟かす『狂犬』という勇名をもつ少女。
正義感にあふれ、自身の正義に反する者にはそれが誰であっても鉄拳制裁を加える。


その少女が、ある日気が付くと、体に異変が……。


彼女のまっすぐな、いや、まっすぐすぎてしまう気持ちは時には誰かを傷つけてしまうこともある。けれど、そのまっすぐさで誰かの支えになることも……。

『クズ』と名付けられた存在との軽妙な掛け合いも楽しく、読み終わったあと爽やかな読後感に包まれました。
人を想う気持ちって良いものだな、そんな気持ちにさせられる作品です。

★★★ Excellent!!!

学園物語です。友情、恋愛、バトル、妖怪などの要素がバランスよく纏まっている上に、キャラクターの個性が丁寧に書かれています。会話のやり取りも生き生きしていて、物語にすんなり入れます!
とにかく分かり易い描写や人物背景です。是非、一読あれ!

★★★ Excellent!!!

ストレートな性格の女子高生主人公が、読んでいて気持ちいいです。文章の読みやすさ、物語のひねくれの無さ――エンタメ小説として、誰にでも薦められる作品です。

昨今のラノベほど、ディープなサブカルに行かない、健康的な、明るいエンタメ小説。王道です、良い意味で。キャラクターも、漫画的な面白さがあって、楽しいです。

現代の流行りではない、少し昔のラノベ的雰囲気をもった作品ですが、こういうほうが好きですね。安心して読めるのは、作者の力量あってのものです。

★★★ Excellent!!!

文章がとても読みやすく、私がよく知る町での展開ということもあってワクワクしながら読ませて頂きました。

ある日ミコトに突然現れた尻尾。
ここからの物語の流れ…八雲君との関係や、ミコトの悲しい過去などひとつひとつの展開が心地よく、読後感もいいものでした。

ミコトの正義感…全力パワーは読んでいて気持ちいいです。

★★★ Excellent!!!

偏った正義で鉄拳を振りかざす女の子、ミコト。悪は絶対許さない。小柄なのに不良だってぶっ飛ばす!
そんなハチャメチャな毎日のある日、フサフサな尻尾が生えてきた!

とりついたキツネと、友達たちのコミカルなやり取り。大切な人を守ることへの強い想いが書かれています。楽しく、感動もできるお話です。


★★★ Excellent!!!


女子高生・ミコトは快活でかなり乱暴。ある日下校中に妙な声が聞こえ、体調に異変が……彼女の白い尻尾に、周囲は気づかないのです。そして不思議な声の主と対面するのですが……。

不思議な声の主・葛の葉(クズ)から提示された分離条件?はちょっと厳しいのではないかと思える内容で、ミコトちゃんに同情しました。
友人たちも個性的で、彼らがミコトや八雲くんを気遣っているのがよくわかります。
特に、幼なじみの少年・八雲くんの深く傷ついた心を心配し、彼を励まそうとするミコトちゃんの様子は共感できます。
終盤、異変をきたした八雲くんを救おうと必死で立ち向かうシーンは強く心に訴えてくるものがありました。
ミコトちゃんの心の中にある、深い悲しみや喪失感に気づかされるとともに、二人がお互いを強く思いやる気持ちが伝わってきました。

葛の葉の言葉遣いが独特で、それだけで和の雰囲気がいっぱい。
彼らが過ごす日常の様子も丁寧に楽しく描かれています。
各話がそれほど長くなく、章ごとに分けられていてとても読みやすかったです。
ぜひたくさんのかたに読んでいただきたいなあと思います。

★★★ Excellent!!!

正義感が強く、でもなぜかそれが傍若無人なふるまいになってしまう、自称「絶対王者」女子高生、ミコトのハチャメチャな日常から始まるストーリー。
彼女にとりついた、ちょっととぼけた感じの白狐の葛の葉の試練をこなすうちに、彼女の周りで展開するハラハラドキドキの事件。
ミコトの狂犬ぶりに隠された秘密。そして、白狐の存在の真実。

アクションシーンも豊富でとてもスッキリと読み切れます。

個人的には最強の絶対王者はやっぱりママかと(笑)

★★★ Excellent!!!

女子高生にモフモフとした純白の尻尾。それはファッションではなく、本物!?

狂犬という異名を持つ女子高生。
気が強く無敵な主人公にキツネが取り憑いた!?

奇想天外なストーリー展開と、個性的な主人公の言動が、クスクスと笑いを誘います。登場人物のキャラが個性的で、それもまた魅力。

まだ読書途中ではありますが、この世界観を楽しみたいと思います。

(レトロスペクション2拝読後のレビュー)

★★ Very Good!!

主人公のミコトは悪を許さずぶん殴るような女の子。
ただ乱暴なだけでなく、友達想いの優しい心を持ち合わせています。

そんな彼女が出くわしたのがお稲荷様の眷属たる狐の葛の葉。
ミコトをからかうような態度の葛の葉にミコトは翻弄されます。
ふたりのやり取りが楽しいです。

そして友達の八雲の心配をしながらも空回りしてしまうミコト。
ミコトはうまく友達を立ち直らせることができるのか?
不器用ながら純粋なミコトを応援しながら読み進めました。

最後もストンと落とし込めてよかったと思います。
どこか懐かしい世界観も魅力的でした。

★★★ Excellent!!!

素晴らしい作品でした!!
非常に読みやすくて、アッという間にラストを迎えてしまい、少し寂しいくらいです……。
特にアクションシーンは、細かい動作の描写にも優れていましたが、時間の流れ方流し方に長けていて、まるで動画でも観ているような錯覚にすら陥りました。身近に起こりうるシチュエーションを用いており、とてもリアリティがありました。私が今までに読んできましたアクションシーンでは最高の出来です。お見事の一言です。私には真似できません。

全体的にもサッパリしており、しつこさを微塵も感じさせない(ストレスゼロ)執筆力、又は構成力には作者様のセンスと才能を感じました。あ、笑いのセンスもなかなかでしたよ?(笑)

老若男女問わず、広く受け入れて貰える作品だと強く思います!!

若いって素晴らしい……。

友情って素晴らしい……。

純愛って素敵ですね!

★★★ Excellent!!!

パワーある魅力的な主人公のミコト。
彼女がぐいぐいと人生を歩んでいくのは、見ていて気持ちが良いです!

まっすぐ「全力で正義を貫いている」からこその問題。(※彼女なりの正義)
そこにどう向き合うのか。
今後の彼女の内面的な成長が楽しみな作品です♪

★★★ Excellent!!!

傍若無人な少女なのですが、きっと彼女の芯の強さに惚れこむと思います。お話はコメディーに見えて、実はシリアス。彼女の葛藤、辛い過去、強さの真実。それら注目ポイントが丁寧な描写で語られます。もちろん彼女でも落ち込むことはあるわけですが、きっと最後は…? 

★★★ Excellent!!!

主人公の女の子の傍若無人とも言える性格と行動は痛快かつ豪快で、どんどん次を読み進めたくなる作品です。とはいっても、コメディ一辺倒というわけではなく、そこにあやかしの要素が入り、過去に関するある出来事も結びつき、主人公がなぜこのような性格になったのかという面も明かされてゆきます。メインキャラだけでなくサブキャラも(相棒のあやかしも)それぞれいい味を出していて、リーダビリティが高いです。そして、最後のクライマックスと結末は、とても心温まるものがありました。

★★★ Excellent!!!

ざっくりカテゴライズすると、あやかし日常系ファンタジーでしょうか。
何気なく毎日を過ごす主人公の女の子が、ひょんな出来事からあやかし(妖怪)の類と接触し、身近な友人と共に事件に巻き込まれる……
といった筋立てです。

正義の鉄拳制裁を得意とするパワフルな女子高生ヒロイン・ミコトをはじめ、登場キャラクターは皆個性的で綺麗に特徴が書き分けられています。
日常シーンがとても丁寧に描写されているのも印象的でした。
ストーリー展開は王道的で変な癖がなく、伏線もきっちりと回収されるので、読了時にモヤモヤするような心配はありません。

「女の子が主人公+あやかし+日常物」ということで、女性が読んでも楽しめる作品ではないかと!

★★★ Excellent!!!

誰もが恐れる最強(最狂?)少女ミコト。
ジャイアン的かと思いきや、可愛い所もたくさん見つけられます。
そして最後にそんな彼女がこうなった理由が語られます。
個性的なキャラクターたちに囲まれながら、過去と向き合って少しだけど成長をします。

完結してしまっていることにちょっと残念な気持ちを覚えますが、これからの展開をあれこれと考えてみたい。
そんな風に楽しめる話でした。

★★ Very Good!!

個人的にはミコトが一番好きなキャラクターでした。
正義の鉄拳とはまさにこのこと。悪を憎み、正義を全うせんとするその姿勢には男顔負け。まあ、ちょっとやりすぎてしまっているような気もしなくはないですが。それも極めれば最強最高。立ちはだかる不良をポイ捨て、いじめっ子を成敗する。自ら傷つくことを恐れずに真っ向勝負。一対多数でも関係なし。並み居る相手をなぎ倒す。
その姿はまさに主人公!
しかし、狂犬もやはり少女。時には甘酸っぱい面も見せてくれます。
クズの悟ったような優しさも物語に色を添えてくれますし、ミコトを取り囲む友人たちも朗らかで安心して見ていられます。

もし私が贅沢を言えるのであれば、もっと他の妖怪と対決するところも見たかった!

クズとの絡みも私的には好きなとこでした。
クズかわいい! クズいいね! クズもふもふ!

え? さっきから言う『クズ』って何のことかって? 読めばわかりますよ。

★★★ Excellent!!!

正義感を人一倍持っているモノのすぐに手が出る少女は、ある日行き過ぎた暴力を見とどめられ、キツネに憑りつかれる。彼女はキツネに言われるまま怪異退治を行うが……一方で彼女の幼馴染が母を亡くした悲しみから長期間立ち直れておらず、元気がない様子だ。しかしそれにはとある事由もあって――

主人公の少女の暴虐さが前面にあり好き嫌いはあると思いますが、一方で親友の少女に弱みを握られていたり、恋を知らなかったり、その暴虐さにも理由があったりと様々な魅力があります。また彼女が現在の性格になった内面の描写もきちんと書かれており、一章一章が長い小説ですが、スルスルと読め、頭の中に入っていきました。
何より彼女を取り巻く登場人物がそれぞれに違ったキャラの濃さを携えており、物語を彩っています。

面白かったです。

★★★ Excellent!!!

 最初は最強な女の子がワルガキたちを懲らしめる、痛快学園ストーリーといった趣でした。しかし、主人公の身に変化が訪れ、それを機に学園妖怪退治ストーリーへと大きく変化していきます。
 仲間たちも個性的で、感情が豊かで、大いに笑ってしまいました。
 文章もとても読みやすく、妖怪の知識も満載で、作者の博識ぶりがうかがえます。
 そして小生が一番笑ってしまったのは、何故か主人公のお父さんのくだりでした。最後には感動しましたが、守護霊になってまで近所のお稲荷様に頼るって(笑)。
 本当に面白かったです。少し一話一話が長いですが、読む価値は十分にあります。どうぞご一読を!

★★★ Excellent!!!

ゆっくりとした舞台説明があり、世界観を掴むことはしやすいです
特に二話からのお話の盛り上がり方は一気に作品の中に引き込まれる出来です。二話目からは作品自体の目的が見えてくるため、より一層読み込んでしまいました。
尻尾の生えた女の子があやかしに立ち向かい、どのように彼女が成長していくのか、人間関係を描いたうえでの成長が面白い作品です。
すでに完結しているので十分な時間を確保して一気に読んでみてください。きっと、面白いと思うに違いないですから

★★ Very Good!!

喧嘩っ早くも心優しい主人公、ミコト。そんな彼女がある日、狐の神様に取りつかれて――
いわゆる王道のあやかし物語です。が、王道でもしっかりとした道筋が立っており、十分楽しませていただきました。
特に主人公のミコトのキャラクターが立っているのがいいですね。
乱暴ながらも、心優しい性格。それが上手に書かれており、読み進めていくうちに彼女に親近感がわいてきます。
彼女の性格からバトルものに発展するのかと思いきや、友人との人間関係やその時の心情の変化なども描かれており、しっかりとしたドラマを楽しむことができました。
あやかしモノに興味のある方は一読してみてはいかがでしょう?

★★★ Excellent!!!

 ヒロインは小柄ながら(偏った)正義感が強く、曲がったことが大嫌い。
 不良や不正をその脚で成敗していくうちに、狂犬の二つ名でよばれることに。
 ひょんなことから狐の妖怪に憑りつかれて、一〇八のあやかしを祓うまでは、狐が常に心の中で語り続けるハメに――――
 あやかし主体のバトルもの、と見せかけて、ヒロインの周囲を取り巻く人間関係を丁寧に描いています。

 クラスメイトが意気消沈しているのを見て彼女がとった行動とは。
 きつね妖怪葛葉とのやり取りや、おじいさんからの妖怪の解説も丁寧。
 日常系、和ものファンタジーをどうぞ。
 (これ読んだら、バナナオーレ飲みたくなってきたな……(-_-).。o○0〇

★★★ Excellent!!!

狐に憑かれた女主人公の話です。


結構な長文でしたが、一気読みしてしまいました!

何が決めてになったのかというと、わかりやすい話の上に、狐と少女のやりとりが面白かったからですね!

章の終わりにあるエピローグもポイント高いです!

読後感をさらによくしてくれます。

次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

始まりはどたばた学園ギャグ。

しかし読み勧めていけば、少しずつ見えてくる、ちょっとだけ切ない物語。

古典物語を読んだときに感じられる、あのなんとも清らかな心持をこの物語は体験させてくれました。

そして、こういう“想い”のあり方は、すごく美しいと感じます。

ご一読を!