きつねシッポ娘、あやかしを祓い(本人主観の)悪を断罪する。

 ヒロインは小柄ながら(偏った)正義感が強く、曲がったことが大嫌い。
 不良や不正をその脚で成敗していくうちに、狂犬の二つ名でよばれることに。
 ひょんなことから狐の妖怪に憑りつかれて、一〇八のあやかしを祓うまでは、狐が常に心の中で語り続けるハメに――――
 あやかし主体のバトルもの、と見せかけて、ヒロインの周囲を取り巻く人間関係を丁寧に描いています。

 クラスメイトが意気消沈しているのを見て彼女がとった行動とは。
 きつね妖怪葛葉とのやり取りや、おじいさんからの妖怪の解説も丁寧。
 日常系、和ものファンタジーをどうぞ。
 (これ読んだら、バナナオーレ飲みたくなってきたな……(-_-).。o○0〇

その他のおすすめレビュー

星村哲生さんの他のおすすめレビュー473