人は必ず死期を迎え、四季は巡る。斎場が舞台、悲喜こもごものエンタメ!

 死、人として生を受けた以上免れないもの。
 本作は人生の幕引きを迎える葬儀場に関わる人たちが主人公の群像劇です。
 兄の死を受け入れられず三年間引きこもりの青年、祖母に憧れる女性僧侶、斎場専門の花屋、そして――――
 それぞれが事情を抱え、それでも前に進もうとするさま。
 死を間近にしているからこそ、それぞれの生が際立ちます。

 作者さんの実経験を基にした、葬儀場エンタメをどうぞ。

その他のおすすめレビュー

星村哲生さんの他のおすすめレビュー473