幼馴染が自動販売機型サイボーグになった経緯について。

作者 ロッキン神経痛

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★★★ Excellent!!!

誰が何のために始めたのかもわからずに、年端も行かない子供たちまで前線に送られる狂った戦争の終局面。
幼なじみの女の子が男の子を助けるために改造を受け入れる…というモチーフは、最終兵器彼女に通じるところがあります。
自動販売機という誰がどうみても初めはネタとしか思えない迷彩が、読み進めるにつれて笑えなくなっていく、全てがあり得てしまいそうに歪んでいく、そんな戦時の価値観。
お互いの思いやりがただひたすらに純愛なのが余計に胸狂おしい、表現力の塊です。

★★★ Excellent!!!

 いい意味でのタイトル詐欺に始まり、物語は少年少女の淡恋心を描く流れに。
 そんな二人を引き裂くかのような戦争。
 個人ではどうにもならない抜き差しならない状況。そこで彼女が取った選択は――――

 最後まで一気に読ませるのは、作者さんの笑い、暴力性、それらを包み込むような切なさと最後に見出せる希望。それを書き切るセンスがそうさせるのでしょう。
 これを読んだら、街中の自販機を見る目が変わるかも。

 初見の方、これがロッキン神経痛クォリティです。一度入り込んだらハマること間違いなし。

★★★ Excellent!!!

タイトルからは想像もつきませんが、とても悲しく残酷な純愛物語です。
時代の流れに翻弄されながらも、自分の愛する人を最期まで守り抜こうとした2人の生き様は、とても美しいものでした。

戦争の狂気の中でも、愛を失わなかった2人は、平和な時代を見守っているのでしょうね。

まあ、2人のキスシーンは、悲し過ぎる場面なのに、絵面を想像したらシュールで反応に困ったりしましたが……。