すごく短い話…でも、きっと流れている時間は長い…。会いたい…そう言いだせない、もどかしさが短い文章から伝わる。深く染み入る様に…。きっと、2人に流れていたはずの時間は長い、長かったはずだ。それが、その思いがポツポツと散りばめられている。それを拾い集める様に拝読しました。僕も会いたくて、会えない人がいるから…。たぶん、僕の読了後の感想は、他の人と違うと思う。けれど…とても素敵なお話でした。
くすくすくす……
現代的な恋愛物語。遠くのチャーハンが近くに来て、ようやく自分の舌でチャーハンを味わうことができる、そんな物語です。後味はジャスミン茶のようにさっぱりとした甘さが口に広がります♪お互い知っているのに顔、外見は知らない状態というのは、ある意味、外見に左右されず、内面だけをしっかりと見れるので、より好意が強くなるのかもしれませんね。面白かったです♪
冒頭、小気味よい調理シーン。香ばしい香りまで漂ってくるような錯覚に陥ります。「ふたりでいっしょにチャーハンをつくる」と紹介文にありますが、どうやらこの「ふたり」はキッチンで並んで料理をしているわけではなさそうです。それでも、心はちゃんと寄り添っている。 出会い方は決して劇的ではなかったけれど、二人はやはり結ばれる運命だったということが、それぞれの言葉や想いからしみじみと感じられる、心温まる作品です。このような大人でありたい、という理想を体現しているような二人が、とてもお洒落で素敵です。
これは、美味しい話? そう思っていたら”恋の話”「オンラインのふたりだけのオフ会」がなんとも素敵で笑顔になりました。離れていたのにそばに居た。とても自然で、とても愛しい。そんな二人のお約束は、チャーハン!・・・ウェイp・・・一緒に作って一緒に食べれば、いつもの何倍も美味しいことでしょう。
紹介文に騙されました!いや、確かにチャーハンを作るシーンから始まりましたよ。しかも描写がとてもリアルで、「ああ、後で冷蔵庫を確認して、私も絶対に作る!」と誓ってしまうくらいなのです。でも、途中から「えっ?」と首を傾げていったわけです。そして後編へ。もう一度、騙されました! と言わせていただきます。では面白くなかったのかと言えば、素直に傾けた首を振ります。良かったのです。いつの間にかチャーハンの件を忘れ、ドキドキしながら拝読いたしました。二度美味しい物語です。
美味しそうな鮭チャーハンの材料を手際よく用意するところから始まる冒頭シーン。美味しい話かと思いきや……❤️確かに美味しい話でもあるけれど、やっぱり醍醐味は後半かしら。娘を持つ私としては、すこーし心配な展開の気もするけれど、二人はきっとそれこそ夫婦のように、たくさんの時間を、現代特有の方法で重ねてきたのでしょう(*^^*)ラスト、ジャスミン茶が優しく香る素敵なお話でした。是非読んでみてください!
テンポの良い会話、軽快なストーリー展開が癖になります。SNSが発達した現代だからこそありえる、素敵な恋物語です。そして読んでいると恐らくお腹が空きます、空腹時にはご注意を(笑)
軽快なテンポで語られる物語。同じものを同じ時間に作る、心温まる時間。でも、二人のいる場所は……現代社会ならではのお話。
恋愛短編もの。先にネットで知り合っているので、実際に面と向かったときには既にお互いのことを知っている関係。この感覚的な距離感と物理的な距離感がちぐはぐな関係は、なんだか今どきな感じがしてとても新鮮な話でしたね。物語の前日譚や後日譚なども気になってくるところ。今風な恋愛ものを読みたい方は是非一読してみてください。きっと楽しめると思います。
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