僕たちの最終決戦

作者 真野絡繰

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★★★ Excellent!!!

懐かしいようなくすぐったいような、子供時代のドキドキやワクワクをに立ち返った気持ちになりました。

「うわっそちに行くか―!!」と驚いた後のほっこり感は確実に2倍になると思います。

そして、微笑ましい読後感は爽やかで、ああ、こういうのいいな、と幸せな気持ちになりました。

★★ Very Good!!


東京都練馬区を舞台とした作品。

うちの近所にも、作中に出てくるような怪しい池がありました。笑

「池」という身近な場所で、無邪気な少年たちが繰り広げる彼らにとっては壮大な作戦に、大人の読者は思わずほっこりするであろう作品。

最後の締めくくりが可愛らしく、印象に残る短編でした。

★★ Very Good!!

子供のころのワクワクしていた気持ちを思い出します。
探検したり、秘密基地を作ったり……、そんな少年たちが決戦に挑むお話。

その結末は、ぜひ皆さん自身でご確認ください。

きっと、懐かしい少年少女時代を思い出すことでしょう。




――以下は、個人的なつぶやきですが。
今でも月イチくらいで石神井公園の近くに行きます。
休日には家族連れも多くって、マラソンする人もいれば、集団で何かの踊りの練習をしている人もいましたね。まさに人々の憩いの場。
でもあの池に、まさかそんな騒動があったとは知りませんでした。
ああ、輝いていた日々が懐かしい。

★★★ Excellent!!!

就職したばかりの頃、「しゃくじい」が読めなくて恥ずかしい思いをしたことが。

それはさておき、いかにも曰く因縁のありそうな音と字を持つこの池に向かった小学生たちを描いたこのお話。
2400字の中に、彼らの夢とロマンとユメがぎっしり詰まってます。
「大人」が読むと、すこーしほろ苦いかも?
是非是非ご覧くださいな。

★★★ Excellent!!!

練馬区の西武線石神井公園駅から、徒歩数分の場所にある『石神井公園』。『いしがみい』ではなく、『しゃくじい』と読むふしぎ名前の公園。さらに、その公園の奥にひっそりとある『三宝寺池(さんぽうじいけ)』。

全てが懐かしく、僕が子供の頃に池やアスレチックで遊んでいた記憶がありありと蘇りました!

ワニ騒動も覚えていたので、物語の中の少年たちの行動も自分のことのように共感することができ、そう言えば僕たちも三宝寺池のヌシ釣りに何度も挑戦したなあと思わず頷いてしまったほど。(三宝寺池は釣り禁止なんですけどね……)

そんなノスタルジーかき立てられる素晴らし物語でした。ありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

小さい頃は、○○にお化けがいるとか何かがいるから見に行ってみようよとか、そういった思い出あったなと懐かしい気持ちになりながら読ませて頂いていました。

ワニがいる。しかも公園に……!
行きやすい場所でもありますし。また小さい頃ならきっと怖いもの見たさで友達を盾にして行ったのかとしれないと、楽しくも、わくわくした気持ちになっていました。
確かに居るのかなんてものは誰にもわかりませんが、居ると信じればもうそれは一つの世界ですものね。目的あっての冒険、そして意外なビックリ箱が出てきて、私は大好きです。

いつか会おうな!ヌシ!
ってなります。あの頃の純粋なわくわくが欲しい、もしくはわくわくを思い出したいですという方は是非!