概要
数十年に一度、王族が聖獣とともに、聖域で邪神を再封印する義務を負うローゲンブルグ王国。
若き国王ジェスロッドは、死闘の末、一角獣のユウェルリースと邪神を封じることに成功した。
だが、戦いののち、力を使い果たしたユウェルリースはなんと赤ん坊の姿となって……!?
聖獣が棲まう聖獣の館に入れるのは、ローゲンブルグ王家の血を引く者と、清らかな乙女のみ。
貧乏男爵家の出身で、「行き遅れのかかし令嬢」と蔑まれるソティアも、貴族達の令嬢達とともに、聖獣ユウェルリースのお世話係になるが、実家で幼い弟妹のお世話を長年していたソティアは、赤ん坊のお世話もお手の物。
赤ん坊になったユウェル
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- ★★★ Excellent!!!行き遅れのかかし令嬢は、聖獣の子育てをしつつ国王との愛も育てる
背の高さにコンプレックスを抱える貧乏貴族出身のソティアが、幼い子供達の面倒を見てきた経験を活かし、その子育てスキルで活躍していくストーリーは個性があって面白かったです。
悩みと長所がハッキリしているソティアを始めとし、各キャラクター達の心情も明確に伝わってきて、若き国王ジェスロッドとソティアの不器用な恋愛模様でキュンキュンします。
文章的にも非常に読みやすく分かりやすく、あらゆる要素で隙がない上に高クオリティです。
じれったい二人が子育てを共通点に交流し、少しずつ距離を詰めて愛や絆を深めていく。そういった甘々ラブストーリーが大好きな人にオススメです。 - ★★★ Excellent!!!赤子聖獣の世話を命じられた貧乏令嬢、若き王と、国を揺るがす恋に落ちる!
青年ジェスロッドは、朴念仁ながら剣に秀でたローゲンブルグ王国の若き王。
王族に課せられし、〝数十年に一度訪れる邪神を聖獣と協力し封じる〟という大役を見事果たすが、聖獣・ユウェルリースが力を使い果たし、赤ん坊の姿になってしまう。想定外の事態にジェスロッドは、慌ててユウェルリースのお世話係を募集する事に。然し、邪神封印の役目を果たすまで結婚はしないと公言していたジェスロッドのこの行動は、王妃の座を狙う令嬢達を焚き付けると同義だった。
応募者が殺到した結果採用されたのは、王妃を目指す高位貴族の令嬢達と、高い給金目当てに応募した貧乏令嬢のソティア。その長身から〝かかし令嬢〟と蔑まれていたソ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!聖獣の赤ちゃんが取り結ぶ恋愛下手な二人の恋模様
シンデレラストーリーを数多く手がけられている綾束さまの作品です。
今まではヒロインに隠れた才能があって、それが縁で結ばれることが多かったと思います。
本作のヒロイン・ソティアの特技は、なんと子育て。
訳あって赤ちゃんになってしまった聖獣ユウェルリースのお世話係となります。
目が離せず気が休まるときもない赤ちゃんのお世話。
そんな仕事に真剣に取り組む姿は、ソティアにとって雲の上の存在である若い国王陛下の目に留まります。
ソティアには恋愛面での苦い記憶があり、陛下は陛下で女心が分かりません。
裏では国王の地位簒奪を企む陰謀もあったりしてもう大変。
果たして、この二人は無事……。
でも、そん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!このお話、楽しめる要素が多すぎますっ!
凄いんですよ、もう。
楽しめる部分が多すぎるんですって。
まず、なんといっても『ときめき爆盛りキュン死必須の綾束 乙作品』ですから、もうキュン死を約束されたような甘々展開の片鱗がそこかしこに見え隠れしてるんですけど、そこにもちろん『ザマァ』もチラチラこっちを見ているわけです。
そこへ来て!
ヨチヨチばぶばぶの最高にキュートな赤ちゃんまで出て来るんですよ!
何、もう、どうしたの!?綾束さん、どんだけ引き出し持ってんの?!
このジャンルで子育て要素もぶっ込んでくるの?!もう、欲張り!!!(息切れ)
いやそもそもその赤ちゃんはどなた?って話なんですけれども、こちら、タイトルにもあります通り…続きを読む - ★★★ Excellent!!!長身コンプレックスの貧乏令嬢の、子守と恋の物語
異世界ローゲンブルグ王国。ここには国を守る聖獣様がいたのですが、その聖獣様が力を使い果たして赤ん坊の姿になったからさあ大変。
若き国王ジェスロッドは、赤ん坊となった聖獣のお世話をしてくれる令嬢を集めますが、集まってきたのはまともに面倒を見ることができないろくでもない令嬢ばかり。
ジェスロッドとお近づきになりたいという邪な理由でやってきた人が、ほとんどだったのです。
こんな人達にお世話されては、聖獣様が可哀想。
しかし、そんな中一人だけ、大当たりがいたのですよ!
それは貧乏男爵家の出のソティア。彼女は身分のせいで他の令嬢達からキツく当たられますが、弟や妹の面倒を見ていた経験を活かして、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!聖獣が赤ん坊に!? お世話係に恋する暇はあるのか?
ローゲンブルグ王国に住まう聖獣。一角獣のユウェルリース。
若き国王であるジェスロッドと共に邪神を封印したまではいいのですが、その影響で彼は、なんと赤ん坊の姿になってしまいました。
その世話をするため、彼の住まう館には何人もの令嬢が集められたのですが、ここで大きな誤算が。
この令嬢たち、子守りなんてろくにできないばかりか、あわよくばこれを機にジェスロッドとお近付きになろうと考えている者ばかり。お前ら仕事しろ仕事!
そんな中唯一の例外が、貧乏男爵家の娘、ソティア。
訳あって行き遅れだのなんだの揶揄されている彼女ですが、そんなもの子守りできるかどうかには何の関係もありません。
その働きぶりは、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!貴族令嬢は玉の輿狙い、ひとりソティアだけが聖獣の赤ちゃんを育てます!
王家に属する聖獣が、冒頭に子どもへと退行する。
国王ジェスロッドはお世話役を募集し、ソティアもその一員となった。
しかし、ソティア以外の貴族令嬢は、玉の輿狙いで赤子の世話などいっさいしない。
そこでソティアは自らお世話役を買って出る。
ジェスロッドはそのことを察して……。
果たして、ソティアは国王から聖獣ユウェルリースのお守をまかせてもらえるのか。
それとも家へと返されるのか。
物語は今、岐路に立たされています。
甘々展開お約束の『綾束乙マジック』は本作でも遺憾なく発揮しております。
ぜひ、カクヨムコン二週目から連載を追いかけてみてはいかがでしょうか。