概要
私、その薬草と喋れます!
修道女リリーはシェンブロ公爵家領内にある修道院の薬草園で働いていた。だがその勤勉さから周囲に嫉妬され「次期公爵をたぶらかしている」などと云われなき中傷を受ける。更には彼女を持て余した公爵から「薬草園のためにあらゆる病を治すという幻の〝万能薬草〟を採取せよ」という無理難題を押し付けられ、ていよく追放されてしまった。しかしリリーは偶然にも、既にその万能薬草を手に入れていた。
色々と耐えかねていたリリーはこれ幸いに修道院から出たが、働き口がない。そんな時、旅先で父親の病のために万能薬草を探しているという青年に出会うが、実は彼は隣国の王子で──
色々と耐えかねていたリリーはこれ幸いに修道院から出たが、働き口がない。そんな時、旅先で父親の病のために万能薬草を探しているという青年に出会うが、実は彼は隣国の王子で──
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- ★★★ Excellent!!!薬草に詳しい聖女は修道院を追い出されましたが、運命の相手に出会えました
修道院の薬草園で働いていた修道女リリーは、その勤勉さ・有能さが仇となって周囲からいじめを受けてしまう。
さらには公爵令息にまで気に入られて言い寄られてしまい、その事態を面倒だと思った公爵に「あらゆる熱病に効く〝万能薬草〟を採集せよ」という命令を受けたが、それはつまり問題の多いリリーを体よく追放する、ということだった。
リリーは落ち込むものの、いじめのひどい修道院から逃げられるとあって、気を取り直して船に乗り込む。
その船で暴漢が現れ、傷ついた者たちを懸命に手当てしたことで、リリーは1人の青年と出会う。その青年こそがリリーの運命を変える相手だった。
感想:追放ものではあるが、主人公リリ…続きを読む