聖獣が赤ん坊に!? お世話係に恋する暇はあるのか?

ローゲンブルグ王国に住まう聖獣。一角獣のユウェルリース。
若き国王であるジェスロッドと共に邪神を封印したまではいいのですが、その影響で彼は、なんと赤ん坊の姿になってしまいました。

その世話をするため、彼の住まう館には何人もの令嬢が集められたのですが、ここで大きな誤算が。
この令嬢たち、子守りなんてろくにできないばかりか、あわよくばこれを機にジェスロッドとお近付きになろうと考えている者ばかり。お前ら仕事しろ仕事!

そんな中唯一の例外が、貧乏男爵家の娘、ソティア。
訳あって行き遅れだのなんだの揶揄されている彼女ですが、そんなもの子守りできるかどうかには何の関係もありません。
その働きぶりは、ジェスロッドも認めるところ。

やっぱりね、仕事を疎かにして自らの欲に走るような人には、ヒーローは振り向いたりしないのです。ヒーローが見てくれているかどうかに関わらず真面目に頑張る子だから放っておけなくなるのです。
ただそれがわかってない奴らは、理不尽な嫉妬だってするのですよね。

ジェスロッドの方も、邪神を封印したとはいえ、ユウェルリースが赤ん坊になってしまったことで、大変なことが山積み。

この騒動、無事に乗り切る術はあるのでしょうか。

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