このお話、楽しめる要素が多すぎますっ!

凄いんですよ、もう。
楽しめる部分が多すぎるんですって。

まず、なんといっても『ときめき爆盛りキュン死必須の綾束 乙作品』ですから、もうキュン死を約束されたような甘々展開の片鱗がそこかしこに見え隠れしてるんですけど、そこにもちろん『ザマァ』もチラチラこっちを見ているわけです。

そこへ来て!

ヨチヨチばぶばぶの最高にキュートな赤ちゃんまで出て来るんですよ!
何、もう、どうしたの!?綾束さん、どんだけ引き出し持ってんの?!
このジャンルで子育て要素もぶっ込んでくるの?!もう、欲張り!!!(息切れ)

いやそもそもその赤ちゃんはどなた?って話なんですけれども、こちら、タイトルにもあります通りに聖獣様です。聖獣?怪獣みたいな?と思われた方、いるでしょう。わかりますわかります。ご安心ください、『獣』の文字はありますが、『獣』感はありません。一角獣様ですが、ちゃんと人型。なので、力を使い果たし、赤ちゃんの姿になってしまったユウェル様も可愛い可愛いベビーちゃんなのです!もう既に推せる!!!

それで、この赤ちゃん聖獣のユウェル様のお世話係を募集したわけですが――、募集した場所が悪かった。王城ですよ、王城。そんでその国王が未婚でイケメンとなればですよ。どんな方々が『お世話係』としてやって来たかもうわかりますよね?!

令嬢ですよ、令嬢!

一応、ユウェル様は聖獣ですから、お部屋に入れるのは王家の人間と清らかな乙女のみです。なので、その集まった令嬢も『清らかな』乙女ではあると思うんですけど、

そろいもそろって使えねぇ!
マージで令嬢!

だって、お世話なんてどうでも良いんですよ、彼女らにしてみたら。
そんなことよりあわよくば国王であるジェスロッド様とお近づきになりたい!

そんな邪な女が『清らか』であってたまるか!
お前らそろいもそろって無能だな!赤子の世話を舐めんじゃねぇ!(二児の母の叫び)

ですが、ご安心ください!
出来る子、います!
清らかで、子育てもばっちりOKな子、います!大丈夫です!!!

それがヒロインであるソティア!
もうね、これには二児の母である私もにっこりです。彼女なら安心して任せられます。もうね、ソティアちゃん以外全員クビでOK。だって使えねぇんだもん。

そうなれば当然、ソティアちゃんの株もぐんぐん上がって、このままシンデレラルート突入か?!と思うわけですが、もちろんシンデレラルートにしても苦難はあるわけで。むしろあるわけで。ごめんねソティアちゃん、そこも込みで、楽しめるのが綾束作品なんだ……!

というわけで、クソ腹立つ令嬢共にギイギイしたり、ソティアちゃん頑張れって応援したり、ユウェル様キャワイイ!と目尻を下げたり、ジェスロッド様しっかりしろ!と激励したりと、もう楽しめる要素てんこ盛りのお話です!

現在、怪しい影もちらついており、まったく目が離せません!ぜひぜひ! 

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