排球の女王様～私に全てを捧げなさい！

体育館の高い天井の下に一人の少女が立っていた。少女はジャージをまるでマントのように肩に掛け、腕を組むと妖艶に笑いクイッと顎を上げた。

「跪きなさい。そして、私に勝利を捧げなさい」

スタメンメンバーが少女の前に片膝を付き、頭を垂れる。その瞬間、体育館にどよめきが広がる。

これは後に『排球の女王』と呼ばれる少女の物語。

毎日憂鬱で退屈な毎日を過ごしていた主人公。
そんなある日、弱小男子バレーボール部の部員達との出会いをきっかけに、退屈だった日常が変わり出す。負け続けの底辺からてっぺんを目指すことに……。

　スポ根、恋愛、ざまあ、ありの青春サクセスストーリー。