第41話


 ショッピングモールでデートをした次の日から、莉愛の様子がおかしくなった。まるで俺を遠ざけているようで、話しかけてもすぐに何処かへ行ってしまう。


 一体どうしたというのか?


 ベタベタし過ぎたか、それともガッツキ過ぎてしまったのか。俺は何か間違ったことをしてしまったのか?


 莉愛がスクイズボトルを準備する後ろから声を掛けてみる。


「莉愛」


 すると体をビクッと跳ねさせた莉愛が、青い顔をしながら振り返った。


「だっ……大地どうしたの?」


「少し話があるんだ」


「はっ……話し……そっか……分かった。帰りで良い?」


「ああ……」














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