この小説では、第一部では修学旅行、第二部では文化祭がイベントとしてあるのだが、そのイベントの中で修学旅行のあまりもの班達が、VTuberと青春をテーマに個性的なメンバー達が青春を楽しみ、一つの謎を解き明かし、成長していく物語です。
男1人に女4人という男女割合でありながら、他のラブコメもののように恋愛色はあまりなく、学校のイベントを通して、例えば第一部では、あまりもの班の中にいる推しを探す中で、一人一人と交流して相手を知っていき、最後には最高の仲間になっていく、そんな青春物語で、読んでいて思わずこんな青春を送ってみたかったと、羨ましく思ってしまいました。
あの日得られなかった、素晴らしい青春を味わうことのできる、素敵な物語です。
今に満足できない方は、この小説を読んで前に進む勇気を貰い、新しい出会いに挑戦してみてはいかがでしょうか?
もう一度高校生になるのもありかもしれませんよ?
キャラクターがみんな愉快で個性的で、最高に面白いです!
ヒロインたちはもちろんのこと、何より主人公がとても良いキャラをしています。彼以外にこの物語の主人公は務まらないだろうな、という感じです。優しい心の持ち主で、熱烈なVTuberオタクでもあり、ヒロインとのコミカルな掛け合いも大好きです。
学園青春ドラマとして、VTuberモノとして、ミステリーとして、これらのどれでも楽しむことができると思います。舞台となっているのは高校ですが、大人もガッツリ物語に関わってくるので、より深みのあるストーリーになっているんじゃないかと個人的には考えています。
構成面でも優れていて、一気読みしたくなること間違いなしです。ぜひ読んでみてください!
物語の美しさはもちろん文章力などにも宿るものですが、個人的には『構成』の良さが何よりも重要視されると考えています。
そんな中、本作は身近で明るい題材を選びつつも、いわゆる容疑者たちの中から犯人を探し当てる『ミステリー』作品であり、読者が探偵役と同じようにちゃんと張り巡らされた伏線や描写から犯人当てが可能な「無駄のない構成」が一本通っている……!
キャラクターたちの描写もいい。
徐々に明らかになる設定、キャラクターたちの魅力、そして秘密。解き明かされていくのと同時にキャラクターたちを好きになり、もっとこの子たちのことを知りたいと思わされるにつれ、読者は探偵役の主人公の気持ちとシンクロしていく……!
きっと必ず誰かしら、読者の好きになるキャラがいることでしょう! 自分は全員好きになりました!
笑えて、感動できて、最後には胸が温かくなる。
本当にいい作品です。書いてくれてありがとう!
隠された推しをひょんな理由から集まった修学旅行班の中から見つけようというテーマもさながら、
この作品の魅力は、とにかくはっきりとした個性を持った少女たちを描いているところ。
近年、高校生を描くときは大体、どこか読者に受け入れられることを狙うような、良いキャラ造形をしてしまうものなのですが、この作品は違います。
はっきりとしていて、それでいて他を寄せ付けない個性、それを描くことでストーリーをしっかり動かしていっているのです。
どの登場人物が欠けても成立しない空気、それが描き出されています。
リアルな高校生活って、実際、こんな感じだったよな……っていう郷愁も味わえます。(本当か?)
あと、すごい性癖に突き刺さるキャラもいるので、ぜひ本作品を読んでほしいですね。