概要
稀代の勇者に戦いを挑む。すべては戦争を終わらせるために。人々のために。
乱戦の中、勇者が王国の将軍を次々と血祭りにあげていく。司令官もあわやのところで先に帝国司令官を打ち倒した。総崩れの王国軍において武勲を挙げ将軍の地位に就いた青年は、養父の司令官に従い、次なる戦いへと赴く。そこで待っていたのは前戦で活躍したあの勇者だった。
勇者に養父を殺され、主人公と僚友以外の部隊が瓦解した王国軍は、次の司令官に若き主人公を指名する。戦嫌いで司令官などと一度は断るも、国王から懇願されて承諾した。
しかし勇者に勝てる方法が今ひとつ見いだせない。ヤツは戦いながら陣形を変えられる異彩を放っていた。とてもではないが、それに抗う術など思いつきもしなかった。
気晴らしに競馬場へやって来た主人公たちは、そこで奇妙な競馬師と遭遇する。彼に才能の片鱗を見て是非にと軍へ引き入れる。彼を「
勇者に養父を殺され、主人公と僚友以外の部隊が瓦解した王国軍は、次の司令官に若き主人公を指名する。戦嫌いで司令官などと一度は断るも、国王から懇願されて承諾した。
しかし勇者に勝てる方法が今ひとつ見いだせない。ヤツは戦いながら陣形を変えられる異彩を放っていた。とてもではないが、それに抗う術など思いつきもしなかった。
気晴らしに競馬場へやって来た主人公たちは、そこで奇妙な競馬師と遭遇する。彼に才能の片鱗を見て是非にと軍へ引き入れる。彼を「
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!武勇、用兵ともに最強の武人現る……対するは、戦嫌いの青年将校
レイティス王国とボッサム帝国の争いが継続すること幾星霜。
それまで拮抗していたパワーバランスだったが、一人の帝国軍人の台頭がすべてを一変させた。
男の名はクレイド。
その勇将は桁外れの武勇と豪放な用兵をもって、戦うごとに王国側の名だたる司令官たちを屠っていく。
途端に人材不足に陥った王国側は、一人の青年将校を抜擢する。
彼の名はミゲル。
戦嫌いを自認する彼は、それでも目指すべき展望のため、策を練り、人材を集めて、稀代の猛者に勝利する決意と準備を固めていく。
風呂敷を広げ過ぎず、ちょうど良い塩梅で固めた硬派な作品です。
戦術描写を含めて手堅い文章に、それぞれの領分を逸脱しないキャラクター…続きを読む