概要
巡る時の中でのすれ違いと入れ替わり、世界の至宝と呼ばれた少女のお話
夢と幻想の世界、ユーライジア。
未来の可能性の一つとして具現する世界。
今、一人の老人がその生を閉じようとしている。
老人には、心残りが一つあった。
笑顔の似合う少女。
自身の目に入れても痛くない孫娘が老人に迫る死期を悟り、本当の笑顔を失くしてしまっていることが。
だからこそ、老人は語りだす。
いつもと変わりない、茶受けの昔話のように。
それは、生きることの価値を問う、少女に笑顔を取り戻させるための、老人の人生、その一片で……。
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