六畳二間のシンデレラ

この作品、ネタばれをした方が興味を持っていただけると思いますので、少しだけネタばれをさせてください……

タイトルを見て、継母や姉達にいじめられた日本人少女のサクセスストーリー？　と思われた方、ごめんなさい。そんな話じゃありません。

シンデレラを見初めて彼女に求婚した王子様、その王子様がもしも日本で六畳間に住んでたら、そして学校でシンデレラを見つけたら。

シンデレラの目線で、やさしいけど、ちょっと頑なな王子様がシンデレラと出会ってどうなっていくのかが語られる、ほのぼの、あんど、どきどきな物語です。

この物語を読めば、「ひとこと紹介」の質問の答えが自然に見えてくると思います。ぜひ答えを知…続きを読む

両親を失い、借金と共に一人残された女子高生、菫と、超ハイスペック男子、玲央の焦れキュンラブコメ。

最初は雇用関係だった二人が、徐々に距離を縮めていく過程が描かれています！

菫は玲央の気持ちに気づかないし、玲央は玲央で言葉にしないし……。
読者の気持ちは「早くくっついちまえよ」で一致すること間違いなしです。

脇を固めるキャラクターもとても良いです。特に桜子さんと校長先生。グッジョブ！

すらすら読めるのになかなか二人の恋に進展がなくてぐぬぬぬぬぬ！ってなるんですけど、ラストに一気に畳み掛けてくるのは本当に、はい、もう、ありがとうございます！！！

最終話のための伏線だろうなぁって思ってた…続きを読む

突然の両親の他界に、借金８桁を背負うという、主人公の女の子が非常に厳しい状態から始まるこの物語ですが。
そこに現れた少年からのたった一つの救済と、それから始まる数々の出会い、数々の出来事、そんな中にあっての彼女の頑張りによって織りなされる未来が、温かに描かれている良作です。
主人公以外の登場人物がやたら電撃的に決断が早かったり、この作者さん特有の早よくっつけ要素だったりと、ストーリー以外の部分でも十分に楽しめます。

……というか、こんな質のいい物語を、連載開始から毎日、ペースを崩さず最後まで書き上げたのも、はっきり言って凄すぎるのでは、と改めて戦慄する次第であります。
敬礼しか出来ない。本…続きを読む

両親が亡くなり、すむ場所を失い、借金だけが残った高校生の菫。このまま人生のドン底へと落ちてしまうのでしょうか？
しかし捨てる神あれば拾う神あり。救いの手は思わぬところにありました。

同じ学校の先輩玲央。彼の住むアパートで住み込みの家政婦をすることで、すむ場所と仕事の両方を手にいれる事ができたのです。
えっ、住み込みっていいの？　二人とも高校生だよね。
そんな疑問をちょっぴり抱きながらも、読書としてはそんな展開は望むところです。むしろドキドキのロマンスやってこいくらいの気持ちで読み進めるのですが……

シンデレラにしては、王子も、そしてシンデレラ自身もちょっぴりズレている本作。果たしてロマン…続きを読む

突然両親が亡くなって、一人になってしまった高校生の女の子、菫。親戚はいるのだけれど、その親戚を頼ることはできません。何故なら両親が生前、その親戚に一千万円と言う大借金をしていたから。頼るどころか、借金を返さなければいけなくなってしまいます。親を失って、借金を抱えて。一介の高校生にとっては、あまりにハードな人生が待っていたわけです。いきなりどん底からのスタートですね。一千万円なんて借金、どうやって返せばいいの？　学校はどうする？　住む場所はどうなる？　悩みの種は尽きません。

しかし、世の中捨てたものではありません！　呆然とする菫に救いの手を差し伸べてくれたのは、菫が住んでいるアパートの管理人…続きを読む

両親が借金を残したまま亡くなり、一人になったヒロイン。
彼女を救ったのは、同じ学校の先輩。生徒会長で実家は大金持ち。
……はい。シンデレラストーリーですよね。

ただ。読み進めるうちに、じわじわと疑問が増していくのです。
一人称で書かれているのですが……おっと、ここまで。

多分、騙されます（笑）それが楽しいです。

そうそ。チンアナゴ、リュウグウノツカイ、イソギンチャク。
いいですよねえ（笑）

じれじれな恋愛、だけじゃない。
安心、安定のクオリティ。面白いです！！！

『いちいち癇に障るんですけどっ！』書籍化作者さまお得意の「頭はいいけど感情表現をどこかに置いてきてしまった系男子」と「裏表なく天然系女子」の焦れったいヤツです(*´ω｀*)

最近永谷が推しに推してる作家様の新作です。
両親が突然死し、天涯孤独になった菫ちゃんと、
彼女の身辺整理に突如現れた高校の先輩、玲央くん。
仕事のできる人だけど、この人に頼っていいのかな？

人を信頼すること。
誰かに信頼されること。

対話から自分の心を見つめなおし、葛藤と抑圧から解放していく。
清々しい高校生の成長ストーリーの開幕です。
更新が楽しみです。