概要
文字の神様が現れて、楽しい漢字の学習方法を教えてくれた!
漢字を楽しく覚えていくよっ!
学習漫画ならぬ、学習児童小説です。
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読み書きに困難がある、ディスレクシアという障害。
ご存知ですか?
障害と書いてしまうと大げさに思えるだろうけど、
読み書きが苦手である人は一定数いると思います。
特に、小学校の高学年に入ってから、漢字を書くことがとても難しくなります。
一文字を書くのに、とてつもなく時間がかかる。
なぞって書くのも難しい。
きれいに書けない。
漢字の宿題だけ、びっくりするくらい、時間がかかる。
そして、板書をすること、ノートを書くことが苦手。
メモをとることもなんだかできない。
こういう状況が、「書くこと」が苦手
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これこそ書籍化して、全国の小学生に読んでほしい。
小学五年生の主人公は、頭が悪いわけではないのに、漢字を「書く」「覚える」ことが、異様に苦手。
そんな主人公が、不思議な筆を拾い、かわいい、ちっちゃなおじいちゃん、橘大夫と、ワクワクの漢字勉強を繰り広げる!
さらりと読める、わかりやすい文章のなかに、漢字の語呂合わせが、た〜くさん!
実際に、漢字を覚えるのに、使える内容です。
ただ小説として読者に読んでほしい、それ以上の熱量を、感じます。
それもそのはず、あとがきに記載があるのですが、作者さま自身が工夫して、お子様に教えてきた、血の通った知識だからです。
そして、深い願いがあります。
漢字を覚えられない子も、楽しく、ダジャレで覚えられるよう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!知らなかった楽しさを引き出す夢の様な物語( ;∀;)
僕は漢字が苦手だ。だからタイトルを見た瞬間「はうっ!」とビビった。
子供頃、地獄の様な漢字の書き取りという宿題がトラウマとなり、漢字を覚えると言う事を一切しなかった。意味もなく幾度も幾度も同じ文字を書かされる、画数の多い字を見るだけで嫌になる、埋まってないマス目を見て、早く遊びたくてしょうがなかった。
漢字って嫌なものだ。
僕はそう思っていた。
でも、僕は子供の頃から本が好きだった。漠然とした一つの漢字より、物語の中で用いられるその表現の意味を知りたくて漢字を覚えた。そして漢字とは複数の意味が重なり合って構成されている。それを覚えやすく分解する事、そういう「小さな物語」を感じる事で僕…続きを読む - ★★★ Excellent!!!〝できる!〟で広がる世界
皆さん、漢字は得意ですか?
似ている漢字、バランスが難しくて上手く書けない漢字、色々あって大変なのに、覚える漢字は増えてく増えてく……。
漢字をとにかく書きまくる宿題(しかも止め、跳ねをしっかりしないと再提出)、100点を取るまで終わらない再テスト……。
秋野、昔から読書が大好きだったのですが、漢字は大の苦手。読めるけど、書けない。漢字のテストはいつも0点。そんな子供でした。
私と同じようにそんなお子さんが、多いのではないでしょうか? むしろ大人の皆さんも、漢字に苦手意識があって、それを引きずっている人も多いのでは……?(私である)
しかし大丈夫。この作品を読めば、きっと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!間違えやすい漢字も、ことば遊びなら覚えられる
小学5年生の和樹は、漢字が苦手な男の子。
段々と習う漢字も難しくなり、一文字を書くだけでも時間がかかってしまいます。
そんな和樹はある日、立派な筆を拾います。それは、普通の筆ではなくて——。
学生の間は文字を書きますが、大人になってからはスマホやタブレットを使うので、自分で文字を書くことは少なくなってしまいます。
漢字を読めるけど、書けない。という人も多いのではないでしょうか。僕も怪しい部分はぐちゃぐちゃっと書いて誤魔化して……。
そんな人にはこの作品をぜひ読んで欲しいです。ことば遊びのようになっているので、楽しく漢字を覚えることができます。
今から漢字を覚える子供だけでなく、大人…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おもしろいです! 漢字に新しい角度から光をあててみたら見え方が変わった
漢字を今まで思っていなかった角度から見ることができました。
ダジャレ、呪文……
漢字に関心を持って「学ぶこと」を楽しむという視点がいいです。
たぶん子供も大人も本当は「勉強すること」「知識が増えること」「新しいことを知ること」……好きなんです。楽しいんです。
だから大人になっても学びなおしたいと思う人がいる。
勉強が嫌いだったんじゃない、人と比べられて競争させられることが嫌だったのかも……
「他人」対「自分」の勉強ではなく……
「自分」と「漢字」
もう一度、本当の「勉強」をしたくなりました。
おもしろいです! 漢字を通して「勉強するということ」に新しい角度から光をあてた感じ!