これこそ書籍化して、全国の小学生に読んでほしい。

小学五年生の主人公は、頭が悪いわけではないのに、漢字を「書く」「覚える」ことが、異様に苦手。

そんな主人公が、不思議な筆を拾い、かわいい、ちっちゃなおじいちゃん、橘大夫と、ワクワクの漢字勉強を繰り広げる!
さらりと読める、わかりやすい文章のなかに、漢字の語呂合わせが、た〜くさん!
実際に、漢字を覚えるのに、使える内容です。
ただ小説として読者に読んでほしい、それ以上の熱量を、感じます。

それもそのはず、あとがきに記載があるのですが、作者さま自身が工夫して、お子様に教えてきた、血の通った知識だからです。
そして、深い願いがあります。
漢字を覚えられない子も、楽しく、ダジャレで覚えられるような仕組みがあれば良いのに……。と。

まるっと書籍化して、本屋に並んだら良いのになあ。
小学生に読ませてあげたい……。

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