距離感を大切にしたい

 距離感は大事にしたい、と思う。馴れ馴れしいなとか図々しいな、と思う相手は距離感が近すぎるということだ。適切な距離感は人によって違うので、これがなかなか難しい。


 私も見誤って踏み込みすぎて引かれることがあったので、相手がどのくらいまで接近を許してくれるのか気をつけるようになった。

 もし気をつけられてなかったら、ごめん。


 仲良くなれるかどうか、距離感をどう詰めるかに関わってくる。なので、いつも距離を置いていると打ち解ける機会を逸してしまう。こちらと仲良くなりたいかという相手の意思もある。難しいところではある。


 SNSなどネットでは特に距離感が測りにくい。別の相手と親しくしていると、その関係性を無視して同等の仲良しスタンスでコミュニケーションを取ってくるケースがある。気軽にやりとりができるのはSNSの良いところだが、気心のしれた人同士の会話に便乗することは、背景を知る配慮が必要と思うことがあった。


 作品に対してずっと真摯にアドバイスをくれた方が苦悩を重ねたリライト作品に対して、「頑張ったね、良くなったよ」とコメントをくださった。その経緯を全く知らない別の方が「良くなりましたね」と便乗リプライを被せてこられた。


 私が悩んでいたことやリライトを頑張っていたことを知る関係性あっての重みのあるコメントと同じことを同じスタンスで軽く言われることに違和感があった。お世話になった方からの労いの言葉とは意味合いも印象も全く違うわけです。


 距離感って大事ですね。ただ、相手を尊重する気持ち、思いやりがあれば自然と適切な距離感の取れた、配慮あるお付き合いができると思います。

 

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