創作活動よもやま話−昭和のヲタ話から創作小説の心得、人付き合いまで

同人誌は売れるのか

　同人誌の売り上げはある時期からエクセルで管理を始めました。販売部数は二次創作では特にジャンル人気など時期的なものも影響は大きいです。

　一番古い記憶は中学生の頃のオリジナル小説、コピーで作りましたが全く売れませんでしたね。友達同士で交換して終わった切ない思い出です。

　その後、ゲーム系二次創作で漫画を描いていた時期はイベントごと大体一種類につき10冊くらい。コミケでもそのくらい売れたら御の字でした。

　別ジャンルに移ってからはすでに完結作品でしたがニッチさもあってそれでも一種類につき10冊超えたらよく売れた！という感触でした。

　一番よく出たのはコミケでも超ニッチなオンリーワンサークルで参加して、一日で一種70冊。この時はもう少し搬入しても良かったと思いました。

　三国志遺跡巡り旅行記を作り始めて、無双人気も相まって良い時は初売りで一種50部を頒布しました。その後は種類が増えたので一冊集中にはなりにくいですが、コミケだと全種類で200冊（1イベント）近く売り上げがありました。

　コロナ禍以降は『おもしろ同人誌バザール』のハンズコラボで二、三週間だったかな、の期間ハンズの特設コーナーでの頒布で写真集が100部完売。

　動画でランキング一位の本と紹介されました。

　これは驚きでもあり嬉しかったです。

　この本はコロナ前の最後のコミケで50部搬入したところ大して宣伝もしていなかったのに午前中で完売しました。この時に100部搬入していたら多分売れていたんじゃないかと思います。

　売り切れの見本誌をとても残念そうに眺めていくお客さんとのご縁がその後あったかはわかりませんが、やっぱり同人誌は一期一会だと感じました。

　割とニッチなところを縫って活動している割には健闘しています。

　これまで出した旅行記系の本は全種類合わせて2000部以上、生涯全ての同人誌を含めると3000部は売り上げている計算になります。

　もちろん時期やイベントにより、大都市開催で全部で5冊とか、さもしい売り上げの日も多いですよ。

　世の中にはとんでもない冊数を売り上げるサークルさんもいるわけですが、私は自分の本をお金を出して買っていただいていることがとてもありがたく、自信になっています。