作品のオリジナリティ
長らく二次創作畑にいた私がずっと書きたいと思いながら創作小説を書くことができなかったのは、伝えたいものが見つからなかったこと、そしてキャラクターから世界観から物語からすべて自分で考えなければならないというハードルの高さがありました。
私は2020年のコロナ禍の始まりをきかけに、一念発起で創作小説を書き始めました。これほどの衝撃的なきっかけがなければ、未だに書きあぐねていたと思います。
小説を書こうとしたときに、まったく誰も見たことのない自分のオリジナルを書くということは「極論」不可能のように思います。
人間が創作を始めてもう何年になるでしょう。神話、聖書から現代の小説に至るまで、その中で語られる物語は無数です。
さらに近年は特に漫画、小説、動画作品など、サブスクリプション果ては無料で見放題という時代です。そのくらいコンテンツが溢れており、読者の目は肥えています。SNSで「この作品に似ている」と指摘されるわけです。
それに、自分が過去に触れた作品のキャラクターや物語と全く被らないように創作することは難しいと思います。好きなキャラクター、作品というのは、それが自分の理想を作ってきたものでもあるのだから、自分がカッコいいキャラクターを描きたいと考えるとその要素は入れたくなるのは人情。
それでも、どんなことを伝えたいのか。自分が愛情を注いで生み出したキャラクターにどんな人生を生きて欲しいのか、それを考えるのは自分だけ。ここをオリジナリティと捉えても良いのではないでしょうか。
それが創作の醍醐味であり、楽しさ、やりがいだと思っています。
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