劣等感と向き合う
劣等感は他人との比較で生まれるものです。
自分より他の人の方が評価が高い、人気がある・・・小説サイトでレビューポイントや順位がつけば相対的な評価が数値で見えてしまいます。
こうした劣等感を払拭するには、極論一番になってしまえばいいのです。とはいえ、未来永劫一位にはなり得ません。
いつかは順位が落ちていきます。
二次創作活動で同人誌即売会に参加しているとき、やはり劣等感を感じる場面がありました。自分の本よりも絵が上手くて面白い隣のサークルの本が飛ぶように売れる。隣のサークルの本だけ買ってこちらのスペースには見向きもしない。
悲しいかな、心根が未熟なためこういうことはよくありました。
この気持ちから逃れられたのは、コミケでもオンリーワンサークルになったときです。この作品の同人誌を初めて見ました!と言われました。自分だけが売れている錯覚に陥りました。
そのときの気持ちは清々しいものでした。だって、比較対象が無いんです。
これは何の解決にもなっていないのですが、ある意味ひとつの答えだと思います。
自分にしか書けない作品を書く。
自分にしか書けない作品を書いているんだ、という自負があればジャンルの中で順位が振るわなくても、ジャンル「俺」とみなせば実質一位です。
・・・ん、順位にこだわるから意味がわかりませんね。
順位や評価は置いといて、この作品は自分にしか書けないという誇りがあれば、他者と比べることなく劣等感など気にしなくなるということです。
劣等感に苛まれたとき、思い出してください。自分もつい順位を気にしてしまうことが多いのですが、そればかりだと病んでしまい創作が楽しくなくなりますね。
ただ、劣等感は裏を返せば向上心になりえます。もっと良い作品を書いて順位を上げたい、受賞したい、という気持ちに変換できればそれも悪いことではないのかなと思います。
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