性描写の良い塩梅
エロティックなものは人の心を揺さぶります。人間の根源的な欲求のひとつだから当然です。
二次創作活動をしていたときはカップリングと称して好きなキャラクター同士をくっつけた過激な性表現の本が溢れていました。
R18にすると売り上げが上がると言われています。かくいう私もバリバリ書いていた時代もありました。
男性向けだと美少女や美女のエロティックな本が並んでいたし、女性向けはホモセクシャルな関係のイケメンが人気でした。
同人誌即売会のイベント会場でもエロ方面のブースの人気はすごかったです。
一次創作でもやはりエロティックな要素がある作品は人気なのだなと感じます。溺愛とか略奪とかハーレムとか、書き手も多いし人気も高いようです。
私としては、性表現を加えるかどうかは作品のテイストで考えています。
『烏鵲堂事件簿』は少年マンガのような爽快感を目指した作品です。男女ともに気持ちよく読んでもらいたいし、性表現はほぼ書いていません。
ライアンが登場すると甘ったるい雰囲気になりますが、やり過ぎないように気をつけています。
『悪党たちに捧げる挽歌』はキャラクターのリアリティを考えて書いています。手塚は殺しの前に欲求を抑えるために男性を相手にします。これはキャラクターの個性であり、必要なのでしっかり書きました。
性は人間にとって大切なものであり、それを描くことは創作の醍醐味だと思います。
私としては作品のテイストを大事にしながら表現していけたら良いなと考えています。
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