好意を装う人
ネット上やイベント会場、オフ会などで趣味の話で盛り上がるのは楽しいし、そういう仲間がいることは活力になります。
しかし、好意を持って接してくれる人がすべて善良だとは限らない。あからさまに「お前の話は面白くない」なんて言われたらそりゃすぐにブロックすればいい。これは分かりやすいのです。
厄介なのが、好意を持っているけど面倒な人。
好意はいろんな種類があります。素直に仲良くしたい、応援したいという気持ち。そして自分を認めて欲しいから仲良くしようという気持ち。多少なりとも両方あると思います。そのバランスが崩れるとのしかかられる方はストレスになります。
「作品読んで、褒めて褒めて」と求めるタイプ。これをあからさまにすると嫌われるのは分かるので、まずは相手の作品を褒めちぎります。自分を認めて欲しい欲求が漏れているのはわかるものです。
同人誌即売会の出来事で書いたのはこのケースです。
ファンとして本を買いにくるのですが、スペース前で自作品やコレクションを見せて褒めるまで満足しない。私に好意を持ってくれてはいます。しかし、承認欲求を満たす相手として利用しているのです。
悪気は無いのかもしれませんが、何時間もこれをされて営業妨害でした。立ち話の最中、私の同人誌を手持ち無沙汰に丸めていたことにも敬意の無さが現われています。
イベントに行くとこの人が来るのではないというストレスになりました。これではいくら好意を持たれても割に合いません。
また、搾取する人。情報だったり、やっていることを真似たり。お互い様ならいいですが、一方的に持って行くばかりの人は注意です。あなたが便利だから好意を持っている、ということです。その人から学ぶものがあれば良いですが、経験上そういう人からは何かが返ってくることはありません。
仲良くしようとしてくる人を見極める必要があります。
周りはみんな良い人、ストレスなんてないならいいです。でも優しい人ほど自分勝手な人間に利用されてしまいます。
私はいにしえのオタクで、いろんな人を見てきました。
そして、意外にもぼんやりしたお人好しなので損をしていることもあったように思います。今面倒な人になっているのはそうした経験から危険予知をしているからです。
好意を持ってくれているから仲良くしないといけない、仲間はずれになる、と思うのは他の良い出会いを阻害します。もし好意を持ってくれている人に対してストレスを感じているなら、何がひっかかるのか突き詰めてみると良いと思います。
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