概要
無法地帯、九龍城砦を跋扈する切り裂きジャックを追え……!
1980年、香港の九龍城砦。
九龍城砦……そこは英国の領域でありながら無法地帯であり、違法建築の建物がひしめく、広大な要塞。
むき出しのケーブルが頭上を走り、細い路地が広がる巨大な迷路のような場所だ。
そんな九龍城砦に棲む男娼のラウは、写真家のマックスを九龍城砦内の案内をすることになる。
その頃から、娼婦が何者かに切り裂かれた死体が見つかり始め、彼らは、犯人を追い始めるが……
無法地帯を舞台に、物語は大きくうねりだす。
九龍城砦……そこは英国の領域でありながら無法地帯であり、違法建築の建物がひしめく、広大な要塞。
むき出しのケーブルが頭上を走り、細い路地が広がる巨大な迷路のような場所だ。
そんな九龍城砦に棲む男娼のラウは、写真家のマックスを九龍城砦内の案内をすることになる。
その頃から、娼婦が何者かに切り裂かれた死体が見つかり始め、彼らは、犯人を追い始めるが……
無法地帯を舞台に、物語は大きくうねりだす。
応援してくださり、ありがとうございます✨
とても励みになります🥰
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分がまだ生まれてすらいない時代ですが雰囲気楽しめます
舞台は既に壊されている九龍城砦。行ったことのない身ですが(というか生まれた時点で無くなってましたし)、楽しんで読むことが出来ました。
裏の世界と表の世界、その境界が曖昧と言いますか。上手く表現出来ませんが、独特な雰囲気を醸し出しているように思えます。
そしてある青年が一人の相棒と出会うことで、少しずつ成長をしていきます。
だからこそ一般のミステリーとは違うものがあると感じてます。
この作品をより楽しむためには中国の文化や風習、舞台となっている九龍城砦を知っておくことでしょうか。あくまでも個人的な考えですので、参考程度にしてください。 - ★★★ Excellent!!!当時の九龍城を舞台にした極上サスペンスミステリー
香港、特に九龍城に魅せられ何度も足を運んだ身として、この作品は極上ものでした。
当時の九龍城が持っていた雰囲気はもちろん、色やにおい等、五感を刺激してくれます。また香港特有の文化や人々の意識といったものまでしっかり描写されていて、それらがミステリー要素を補強しています。
いわば歴史感覚アクションサスペンスミステリーといったところでしょうか。
血なまぐさい事件が度々起こりますが、全てはとある鍵につながっていきます。ハラハラドキドキしながら九龍城の迷宮をさまよう、そんな作品に仕上がっています。
当時の九龍城が好きな方、またいったいどんな場所だったのか興味のある方は一読してみてください。サスペン…続きを読む