概要
エピソード・ゼロは6月12日21時に更新しました。
それに伴い、1話の内容を添削します。
【祝】8200PV! カクヨムコン4中間選考突破・ホラミス部門で最高3位
これは記憶喪失の少女とアヤカシたちとの絆の物語──
***あらすじ***
アヤカシが見える少女はある事件から龍神に想いを告げられずにいた。そんな矢先、少女の周囲を一変させる出来事が起こる。
少女の周辺で暗躍する怪異事件。噂、情報が封鎖された社会に薄氷の上に成り立つ平穏な生活。少女は違和感を覚え自らが動く。
少女の傍にいる《アヤカシ》と謎の式神、見守る龍神、不穏な影──《物怪》。様ざまな事件と、登場人物たちが交錯する群像劇。
失ったはずの絆を、紡ぎ、結ぶ。人の幸福とアヤカシの幸福は同じ?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!散りばめられた謎と魅力、そして作り手の想いと努力が浮かび上がる大作
十年前の七月三十日に起きたテロ《MARS七三〇事件》
その日を皮切りに、世界は堰を切ったように壊れだした──
Eudaemonics。即ち幸福論と名打たれた本作品は、語るべき魅力が非常に多いです。
軸となる『アヤカシ』という存在についても、龍神という名前だけでも神々しさが伝わるキャラクターから、木の神の眷族『木霊』、メジャーな妖怪である『一反木綿』など。
それ以外にも幅広く登場する上に、口癖や外見にもしっかりと個別とした特徴があり、愛着や親しみも湧きやすい。
そして、無論それはアヤカシだけに留まらず、記憶喪失の主人公『秋月 燈』を初めとした数々の登場人物達に も価値観や性格が色濃く出…続きを読む - ★★★ Excellent!!!少女は記憶を失くしても尚、大切な人たちの絆を忘れない。
この世ならざるもの、アヤカシと触れ合い、共存する少女、秋月燈はある事件をきっかけに記憶喪失になってしまう。アヤカシの存在を忘れてしまった彼女は、アヤカシを見ることができない。その存在を忘れてしまったはずなのに、生活の中で空虚を感じる。その虚しさの正体を探そうと、彼女は失われた記憶を探し求める。
どこまでも真っ直ぐに、自分のしたいことを貫き通す燈。
それに惹かれるように、彼女の傍にいる人たちは突き動かされ、彼女に協力していく。やがて、彼女は失われた記憶を取り戻すことができるのか。
日本古来から伝わる〈アヤカシ〉という存在。日本書紀、平家物語など数多の書物に書かれるそれらを、この作品で…続きを読む - ★★ Very Good!!少々特殊な構成
Twitterより紹介を受けて拝読させていただきました。
まずびっくりしたのが一話目にして大量の特殊単語や登場人物。流石群像劇と語るだけはあり、これと合わせて過去の事を語るような展開になっておりかなりゆっくり腰を下ろして読むのが向いている作品だと思っていました。
しかし、話を進めるとこれらが「これからはじまるストーリーの要素を散らばめておく」という構造だと理解し、無理に覚えきる必要もない事に気が付けました。
キャラの関係性で言うと、愛され、が多いのかな?って感じですね。超常日常関わらず多く愛された主人公と、その感情からか保護、或いは鍛えようとする他の座キャラたちの動きだったり。
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