@junsta

突き抜けて青一色！ 爽やかすぎて胸がぎゅっとなるくらい、海！ 海！ 太陽！ 主人公は何事にも意欲が湧かない無気力な若者で、ダイビングで深い海に真っ直ぐ体を沈めていくのが、唯一心の…続きを読む

軽快な文体で丁寧に「オレ」と「おれ」の違いから、漢字・ひらがな・カタカナの表記について考察されています。 といっても、7割が笑いと自虐で構成されていますので、身構えることはありませ…続きを読む

切ないの一言に尽きます。 相手はそう繰り返すことしかできず、自分も何も言葉を発することを許されない状況。 拘束された主人公の痛みと無念さがリアルに伝わってきます。 「動かないで。…続きを読む

凄まじい話ですよ。途中でやめずに一気読みすることをおすすめします。 はじめは、「絶対に恋愛に至らない相手としか結婚できないなんて、そこに生きる楽しみはあるのかな？」と思いながら読…続きを読む

壮絶な話でした。 その一言に尽きるのですが、それではレビューにならないので、停止してしまった思考を無理矢理働かせて書きます。 まず、この小説を「良い」と評価してしまって、誰かを傷…続きを読む

あっという間に摩訶不思議な世界へ飲み込まれてしまい、そして、「不思議な世界」の「現実」が、次々と押し寄せてきます。 それでも冷静に、ただただ帰ることだけを考える母。 4歳の女の子…続きを読む

人の心は複雑で、それが恋愛なのか親愛なのか慈愛なのか…… ヒロインの告解をの話なわけですが、(その善し悪しはともかく)ヒロインはある意味ずっと気持ちがぶれておらず、他方、受け手の神…続きを読む

30年前に一発当てた宝くじを元手に、裕福な暮らしをするおじいちゃん。 孫もいて、幸せだ。 しかし、平穏で、味気ない日々。 そしてぽちったのが、フェンダーUSAのストラトキャスター…続きを読む

カウンセリングを受け持つ生徒が、こんなことを言い出したら。 どのように感じているのか、生徒の発言や気持ちを否定することなく聞き役に徹する、お手本のようなカウンセラーの主人公。 そし…続きを読む

この短文で人を縮み上がらせる、作者様の筆力に脱帽です。 人の固定観念、思い込みを逆手に取った、大どんでん返し。 まさに最恐ホラー。 自分の身にも起こるのではないか……と想像を巡らせ…続きを読む

読み専さん目線のウェブ小説の書き方(勝ち方と言ってもいいかも知れないです！)という、貴重なエッセイ。 書き手の方の参考になるのはもちろんですが、「作者さんはこういうことでモチベーシ…続きを読む

なんとも物騒な展開から始まる本作。 荒れ狂う彼女。 そりゃそうだ、婚期の女性が突然、タピオカしか愛せないとかいう謎の理由で、結婚をお流れにされそうになるのだから。 日常のパワーバ…続きを読む

無垢な彼女にできた、優しい彼氏。 国際カップル、きっと、キラキラと輝く日常の訪れに胸を高鳴らせていたに違いないのに。 なんて、なんて理不尽なんだ。 でも、彼氏も仕方なかったよね、人…続きを読む

血筋、権力、色々なものの為に、存在自体を抹殺されてしまった少女。 大人に担ぎ上げられながら絶望する日々を、しかし自分を取り戻さなければと心に火を灯して、歩き出します。 悪魔と契約と…続きを読む

一番の印象は、「なんだかこの話、読んでてスカッとするな」。 なぜかと考えると、氷をガンガン砕いていくという設定自体、気持ちいいのかも知れません。 加えて、どのキャラクターも皆爽快で…続きを読む

面白かった！ 一気読みしました。 怒りに翻弄されていることに気づかない教師……何でかなあと最初は不思議でしたが、話が進んで自責の念に駆られたものだと分かると、冒頭の極端さもなるほど…続きを読む

32歳です。タイトル一覧を見てまずひとこと。 いや、なつかしい！ 初期の方はまだちっちゃかったので覚えていませんが、たれぱんだなつかしー…… 作者様のツイッターから元版のウェブサイ…続きを読む

見境なく口説いちゃうチャラい騎士と、瞳の色の為に忌み嫌われて育ってしまった、内向的な王女。 見境なさすぎて王女様にまで「可愛い」と言ってしまう軟派な騎士様ですが、実際は、心の中に…続きを読む

現実逃避のためにSFを読むというのは心のすごく健康に良いと思っているのですが、本作は良いですよ。 退屈を持て余した未来人の少年が、何の目的も気負いもなく、誰もいない地球に行って、数…続きを読む

主人公の独白で、『いつもの三人』が親友になるまでの出来事を、淡々と書いていく作品。 卒業文集って、学校行事など印象的だったことを書くことが多いと思うんですけど、この小説は、それをす…続きを読む

3.11の被災地を訪れ、現状を見て回りながら書かれた紀行文です。 当時6歳、そしていま14歳になった作者様が、多感な時期だからこそ考えつく感想、感情は、プラスもマイナスもあります。…続きを読む

前作もあわせてお読みください！ 子供って、「あれ、前よりしっかりしたな！」と頼もしく思ったり「うわわ、まだまだちっちゃいよね」と反省したり、日々の成長がめまぐるしいですよね。 前…続きを読む

依頼が入ると、子供達と一緒に敵を倒しに異空間へ入るという、どこをどうみてもファンタジーのはずなのに……なんだろう、なんという日常感。 ヤクルトで働くお母さんが「お仕事だから行くよー…続きを読む

わたくし歴史ものをほとんど読んだことがなく、設定等入りが難しい……かと思いきや幼女登場で、すぐになじみました。
強気のマイペースな女の子に周りが振り回されている感じが面白いです。

目を引くタイトル、魅力的な導入部分、分かりやすいのに軍隊の堅さを損なわない文体。
センスの塊でうらやましいなあと思いました。
シンプルにカッコ良い話が読みたい人におすすめです。

あらすじ欄のところに「魔法の捉え方が独特」とあり、どんな風なのか楽しみに読み始めました。 確かに、変わっています。 聞きなれないシステムなのでイメージするのに苦労するかなと思ったの…続きを読む

薬物・ダメ絶対！及び、学校で教えられる現実にそぐわない性教育よりリアルなこちらを新しい啓蒙活動に…… むりだ。 一石二鳥的な感じで良い教訓になる話だと思ったんですけど。 さすがにむ…続きを読む

暗い部屋で読んでいたら、読後の寒気がすごいです。こわかったー。
世界で一番怖いのは、お化けでも怪獣でもなく、執着から来る人の狂気なのかも知れないと思いました。

とにかく可愛いです。 教育的でもあり、しかし大人目線でも、最後まで「どうなっちゃうの……？」とオチが読めないので、ドキドキしながら読めます。 きょうだいってこういう感じだよなあ。 …続きを読む

舞台は明治の日本。 ガス灯がともり、車夫が走る、ノスタルジックな光景が見えてくるようです。 しかし主人公は不死だし、他のキャラクターも、一癖も二癖もある人物ばかり。 文学的な世界…続きを読む

そよぐ淡い色の髪、広がるxxxの景色(ネタバレ回避でこんな書き方になり、すみません)。
儚い情景が目に浮かぶ、美文でした。

1話目の1行目からにやっとしましたが、その後もにやにやが止まらず、仕方がないので左手で頬を挟みながら右手でスマホをスクロールして読む始末。 それでも4話目で耐えられず吹き出し、家の…続きを読む

別の異世界でそれぞれ生きていた勇者たちが、1つの異世界で共闘していきます。 「異」世界とは何かということを考えさせられます。 当たり前ですが、わたしたちにとってはいまここにいる地球…続きを読む

舞台はヴィクトリア朝。 史実に裏打ちされているからこそ活きる、大胆なキャラクターと世界システム。 一言で表すと、大人の読み物。 ジャンルは「歴史」ですが、ファンタジーの要素も感じ…続きを読む

ヘタレにヘタレた主人公の、最後の大逆転！ スカッとしました。 火事場の馬鹿力(いや、流星場？)で乗り切った主人公に、拍手を送りたいです。 作品のテーマ自体が、巨大なものをハンマー…続きを読む

歳をとったのか……小説を読んで泣くという経験はほとんどしたことがないわたしが、たった2話で泣きました。 主人公は12歳。 強くなったけれどまだまだ子供、それでももう、大人に守られ…続きを読む

ジャンルは現代ファンタジーですが、お話の世界観は、SFにも似たような、オリジナリティあふれるものです。 地名やシステムなど、作り込まれているので少々複雑ですが、テンポよく無駄な描写…続きを読む

ほのかな不気味さ、淡々とした描写。 文章に全然無駄が無いにも関わらず、情景が目に浮かぶ、いや、キャラクターの声まで聞こえるようです。 機械人間という超正統派なテーマで、SFとホラー…続きを読む

切り札はふくろう。
この大喜利合戦を、このような形にして仕上げた人は、この作者様ただひとりだと思います。
カッコよくてスリル満点の空耳アワー。
お見事でした！

ネタバレせずにレビューを書くのが大変難しいのですが……
ああ、そうだよね。違うよね、ごめんね。
と、主人公ふたりの代わりに謝ってあげたくなりました。

不自然なほどに、平和で、平等で、争いのない世界。 バベルの塔でレンガを積み上げる職人の独白は、天上がどうなっているのかを見たいという欲望、いや、執念に近い何かです。 高い高い塔を作…続きを読む

前半の丁寧な説明、中盤の淡々とした出来事の描写、そして最後に突然の衝撃的な展開。 出来事は全て結果論でしかないわけですが、この数奇な運命では「もし〜だったら、どうなっていたのか」…続きを読む

夢って訳が分からなくて、「何故あんな夢を見たのか……」とか「あの夢に意味はあったのか？」とか、朝起きて、苦悩したり笑ったりするわけです。 ひとの夢を詳細に聞くことってなかなかないの…続きを読む

味覚を得たロボットと、博士の話。 ネタバレせずに書くのが難しいのですが。 人間の脳みそも実は信号とその反応であると言い切ってしまえばそうだけれど、プログラムとは違う何かがそこにある…続きを読む

センセーショナルな出だしで、驚きとともに物語がスタートします。 学校という、空間的にも、概念的にも閉塞された環境の中での葛藤がうまく描かれていて、もし自分がそこにいたら、苦しそうだ…続きを読む

壮大かつ斜め上の発想の、風が吹けば桶屋が儲かる的な感じの話です。 学祭の出し物を考える→中国人の女の子に聞く→大学教授に話が行く→最新のアレを借りる→お客さんの反応がアレ→その間…続きを読む

年をとらない男性と、タイムワープを繰り返す女性が、かつて「天国に1番近い」と言われていた岩で出会うところからお話がスタートします。 主に男性の回顧話ですが、愛に溢れた優しさと懐かし…続きを読む

何も語ることはございません。とにかく読んで下さい。
ガチでボロ泣きしてしまった……

読んでいるうちにだんだん、どこが誤字か探すウォーリーみたいな遊び担ってきます。
お模試ろいので呼んでみてくだ歳。

童話のストーリーの核になるモチーフを宿している異能者たちが、童話から生まれた、簡単に言えば悪霊のようなものと戦う話です。 大抵の話は、親のかたきがラスボスだと思うのですが、この作品…続きを読む