暗い部屋で読んでいたら、読後の寒気がすごいです。こわかったー。世界で一番怖いのは、お化けでも怪獣でもなく、執着から来る人の狂気なのかも知れないと思いました。
異世界ファンタジーの一コマで、僧侶が主人公になる異色作。ちなみに現実世界では『修道士カドフェル(エリス・ピーターズ、光文社、敬称略)』シリーズが有名である。 さておき、生真面目な主人公の律儀さが図らずも師匠の行動に行き着いた。ドキュメンタリータッチの語り口調が大変魅力的でぐいぐい引き込まれる。