概要
少年は昨日、雷に打たれ死んだのだと語った
スクールカウンセラーである『私』と、泥で出来た偽物の『少年』との、相談室での物語。
――そう、昨日は酷い嵐だった。
板野かも様主催、第1回 #匿名短編コンテスト・始まり編【 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888375708 】に参加させていただいたときの短編を加筆・修正した作品です。企画参加者の皆様、主催の板野かも様、お疲れ様です、楽しい企画をありがとうございました!
――そう、昨日は酷い嵐だった。
板野かも様主催、第1回 #匿名短編コンテスト・始まり編【 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888375708 】に参加させていただいたときの短編を加筆・修正した作品です。企画参加者の皆様、主催の板野かも様、お疲れ様です、楽しい企画をありがとうございました!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!信じていない主人公、半信半疑の読者、確信に変わる主人公の急展開
カウンセリングを受け持つ生徒が、こんなことを言い出したら。
どのように感じているのか、生徒の発言や気持ちを否定することなく聞き役に徹する、お手本のようなカウンセラーの主人公。
そして「こんな症状だろう」と、一旦は結論づける。
読者はここで、「まあ常識的に言えばそうだよね」と納得する反面、この摩訶不思議な語り口の話がそれで終わるわけない、けど、全然分かんない……と悩みながら読み進める。
そして事件は急展開。
あっという間に主人公は「彼の言うことが本当だったのだ」と確信し、読者は「なるほどそういうことか〜!」と、額にぱちんと手を打ちたくなる。
短い文で読者を振り回す、巧みな良作でした。
お…続きを読む