日和山の展望台からご覧になられた景色。今は写真の中だけになりましたが、そこには確かに人々の営みがありました。「対岸の火事」ではないんです。「いつか必ず来る危機」なんです。どうか、我々の経験を役立てて下さい。どうか、あらゆる策を講じて下さい。失われたものはまた作ればいいんです。しかし、失われた命は戻らないんです。何年か経った後、また石巻を訪れることがあった際に、「ああ、すごい変わったなぁ」そう言って貰える様に、石巻人は頑張ってますよ。
実際に被災地を訪れた作者様の、決してきれいごとではない本心からの思いが伝わってくるエッセイでした。
3.11の被災地を訪れ、現状を見て回りながら書かれた紀行文です。当時6歳、そしていま14歳になった作者様が、多感な時期だからこそ考えつく感想、感情は、プラスもマイナスもあります。本文の最後にあるとおり、このお話は回顧のためのものではなく、この先起こりうる災害への意識を喚起するものです。思いにふけりつつ、自分事として読んでみて下さい。
彼は『3・11』東日本大震災が起きたとき、6歳の子供でした。その彼が感じた思い、そのときの風景。そして8年後…彼は、当時、私たち大人が願った意思を受け継ぎ、行動を起こしています。その行動力、そのまっすぐな《志》に、きっと、みんなパワーを送りたくなるはずです。彼の足跡には《希望》が見えます。ぜひ、ご一読ください!
プロフィール見ました。これ以上は言えませんが、僕も中学生です。