その恋は「道ならぬ」なのか、「そもそも道はひとつしかなかった」のか

人の心は複雑で、それが恋愛なのか親愛なのか慈愛なのか……
ヒロインの告解をの話なわけですが、(その善し悪しはともかく)ヒロインはある意味ずっと気持ちがぶれておらず、他方、受け手の神父の心理は、時間が経つごとに戸惑いを隠しきれなくなっていきます。

凄まじい読後感の短編でした。
結末を知った上でもう一度読み返すと、また別の味わいがあると思います。

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