概要
“いつかきっと”を夢見た老人たちの、ロックンロールスペクタクル
資産家の老人・大西小次郎は、ラジオから流れた4分間のロックンロールに心を奪われた。あとは死にゆくだけの人生に抗うようにバンドのメンバーを集め、ガレージを建て、孫の尊敬を勝ち取る為に練習を続ける。
一癖も二癖もある老人たちの活動に巻き込まれる大西家の入婿・良介は、バンドの指南役を強引に託され、時には心折れそうになりながらも明日を夢見て進み続けるのであった。
一癖も二癖もある老人たちの活動に巻き込まれる大西家の入婿・良介は、バンドの指南役を強引に託され、時には心折れそうになりながらも明日を夢見て進み続けるのであった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!お金と暇を持て余したおじいちゃんが抱えたギターは……
30年前に一発当てた宝くじを元手に、裕福な暮らしをするおじいちゃん。
孫もいて、幸せだ。
しかし、平穏で、味気ない日々。
そしてぽちったのが、フェンダーUSAのストラトキャスター。
さすが耳の肥えた有閑おじいさま、お目が高くて渋くてすてき♡笑
男の中に眠っていたロックの本能が、おじいちゃんの服装を星条旗とラッパジーンズにサングラス姿へ変え、財力にものを言わせ自宅に防音スタを作り、あっという間に高齢者の仲間を見つけて老人バンドの完成。
迷惑千万被る家族の発言と、地の文が面白すぎる。
すらすら読める、時間泥棒系小説。
ずーっと笑っちゃう。
このおじいさんたち、カクヨムの生きる伝説になるか…続きを読む