皇帝の反省日誌

愚かな夫が妻を殺した──…

帝国の皇帝ルイと皇后でルイの妻、ソフィアは幼い頃から共に育ち仲睦まじい事で知られていた。しかし年齢を重ねていくにつれて2人の仲は冷めきっていく。
そんな数年を経てあることがきっかけでその全てに疲弊したソフィアは自ら死を選んでしまう。
ソフィアを失ってルイは初めて彼女の大切さを思い知らされる。
絶望し、何もする気が起きない、そんな日々で遅れて届いたソフィアからルイ宛の手紙。
それを見たルイはあることを思いつく。
帝国で優秀な魔法使いでありソフィアの双子の弟カイロスに頼み事をしようと。

その頼み事は後にルイの人生もソフィアの人生も、全てをひっくり返してしまうとは知らずに。