概要
俺の部屋に突然現れたのは、魔女だと名乗る女の子だった。
どうやら魔法のある世界から、ここへ研修のために来たらしい。
期間は二週間。それまで俺の世話になるって。
彼女が元の世界に帰るとき、すべての記憶は消されるらしいけど。
勝手に決められて、こちらに拒否権なし。
しかも、この魔女。俺にだけ、姿が見えるんだ……
主人公16歳 朝読小説賞キャッチ:好きになっても忘れちゃうなら意味ないよね?
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- ★★★ Excellent!!!魔女がいた。いつも側に
主人公ナオのもとに、ある夏、魔女がやって来ることから物語が始まります。
可愛い魔女との同棲生活。
一夏の想い出。
うひひな展開。
……と、おもいきや。この魔女、リリス。
試験のために、こっちの世界にやって来たのです。
その試験に強引に巻き込まれるナオ。
何故か苦労しているのは、ナオ。え。試験を受けるのはリリスではないのか。
ま。そこはおいといて……。
リリスは言います。
「試験が終わったら、わたしに関する記憶が消されるから」
つまりですね。
どんなに恋しく思おうと。
どんなに愛しく思おうと。
離れたくないと願っても。
試験が終われば、強制的に記憶は消され、ナオはリリスのことを、こ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!十六歳の夏休み。魔女の女の子が家にやってきた。
夏休みを過ごす主人公、ナオの部屋に現れたのは、自らを魔女と名乗る女の子、リリス。
彼女は別の世界から研修のためにこの世界に来たそうで、一人前の魔女になるための試験を手伝うよう、ナオはお願いされます。拒否権なんてありません!
しかしナオが任された事というのは一冊のノートに、自分とリリスの事を書いていくというもの。今日話した事の内容とか、一緒に何かをしたとか、まあ日記みたいなものです。しかしそのノートの出来次第で、リリスが試験に合格できるかどうかがかかっているそうなのですが……何を書けばいいの?
ドラゴンを退治しに行くわけでも、怪しげな薬を作るわけでもなく、ひたすらお話したり、一緒にかき氷を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この『ノート』で彼女の運命が決まる
いっきなり魔女が押しかけてきてですね、言うんですよ。
厚さ2、3センチのノートをぽんと手渡して、
「このページが全部埋まるだけ「私たちのこと」を書いてよ」って。
いや、無理じゃない?
そう思うわけですが、聞けばこれがこの魔女の――リリスの成績に影響するらしく。
このリリスちゃん、なかなかの苦労人といいますか、持って生まれた才能があるのに、好きでもない男と結婚させられそうになっているとかで、何としても試験に合格したいのだと。
主人公、ナオ君、頑張りますよ。
ここでやらねば男が廃る。
なぜそこまで彼が頑張るのかとか、そのノートの本当の意味については、じっくりこちらを読んでいただくとし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔女の試験って、何をすればいいの?
いきなり家に魔女と名乗る女の子、リリスがやって来て、自分の試験に付き合えと言ってきた。
魔女の試験なんていったい何をするのかと思いきや、やることと言えば、ただひたすらその日何があったかを記録するだけ。その間も決して特別な何かをするわけではなくて、朝起きて日中過ごして夜には寝ると言った普通の生活。まあ、自称魔女のいる生活が普通かどうかは分かりませんが。
こんなのが本当に試験なのだろうか?そんな読者が言いそうな意見は、主人公ナオもしっかり疑問に思っています。
そんな少し不思議な毎日に戸惑いながらも、リリスに少しずつ惹かれていくナオ。ですが二人で過ごす時間も、決して永遠ではありません。試験が終…続きを読む